7)健全な人間形成過程

やはり、地に着いて自ら一生懸命努力を重ねた規則性から一定の地位を築かれた人間には自らを律する事の出来る一流の人間性が少なからず備えられ、どこかに過度に寄った立場というよりも、万人性の価値に近い普遍的な尺度を持って客観的な評価を作り出せる感性が備わる。棚ぼた的に地位に就いたり、能力以上の過分な評価等に在る感性は、どこかに過度な依存を持ったままで大きな配置を与えられ、客観性を欠いた力みが必然的に現れる。配置に求められる公平公正性と、過程から作られる依存関係の相関で必然性を持つ配置が生まれ、このバランスを欠くと違和感を持つ主張や評価感覚が否でも映し出される。

甘い話に安易に乗って依存的な関係性を過度に作ると、そこへの借りが出来、適正尺度から離れた軸足による表現が生まれる。成長過程の健全な歩みによって漸進的な力と責任の関係を経て意図せずとも与えられる自然形成的な配置に於いて、歪性の感性にない適正な評価感覚が表される。この面が殊のほか、各種問題の根源的な原因となり、局所的な態度の適正を計る上での根拠に当たり、人間形成過程という面から性質を窺い知ることになる。合わせて未来志向性を描くビジョンの形成面が自己の生産過程に裏打ちされて創り上げられたものであるか、製作物の作り上げる過程の健全性が強い動きを与える表現に至り、安易なパクリ癖を持つ体質にはこの面の脆弱性が鮮明化される。過去と未来との間に在る現在の発言はこうした各面から吟味され、根本的な表現者の性質を掴み表現内容を計る二重の角度を持って強い信憑性や力が与えられる。永年の規則性を経て作りだされる性質はなかなか変える事には至らず、依存症の癖が強い人間性は大きな影響力を有する配置を持つ事には及ばず、自己の性格と社会的に求められる期待との客観的な測定を欠くと、そのつけをどこかに払わされる結末に及び、過剰な欲望を抱き身の程知らずの恥ずかしい人間性と映し出される。原理創造先行型の発想における正統な論理にも思えます。理性を先んじ物性を充てる健全な道筋が守られて生まれる健全な感性を示し、物性へ従属する論理形成が強まると自己を見失い過度な欲望と成ってそのつけがどこかに回る。生滅不可分性と調和形成作法の健康な図り方が問題の焦点に上がり文化の下地の善し悪しが問われる。成熟した歴史と物性従属的な発想に寄らない原理創造性の文化から、以上のような感性の厚みが形成され違和感の少ない共生や成長軌道の持続的な発展が生まれる。頭と体と心の良好な循環が基盤の原理に当たり、頭ばかりの先行性は対象との適正調和を欠いた過剰な欲望を作り、心と頭と体の分断性は健康な発想と乖離し恥ずかしい人間を表される。人間と技術との適当なバランスと成長速度が健康な精神と肉体を備える人間形成過程を指し力への過度な依存は人間性を狂わせる。科学技術の急激な成長に追い付く人間の自制力や自律心という理性の成長が欠けると歪な欲望と手法を投じて根源的な人間の良質性を破壊する。長期性の利益と中短期の利益とを健全に秤にかけて、物事を作りだす感性に歴史や文化からの叡智が浮かび上がる。各種諸条件の相違から一様性の限界があるものの共通性の高い根本的な欲望と現れ納得性を作り上げる基準と配され、一定の統一性を持った感性が作られて持続的な安定と成長を齎す賢明な筋道と思われます。

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