14)文化の神髄

一纏まりある文章を項で立て、更に節や章、部等という階層構造を設けるのが、一般化された文章構成法に思われます。個々の文章を記述し、それらを俯瞰して何がしかの規律を設けて、抽象集約されて個々の文章の性格が与えられ意味内容の明瞭化に連なる。この程度が良く整理されたものほど、熟考された表現に及び、時間を取らせずに何を申し述べたいかの意図が鮮明化される。断片性から有機性への進化とも言い換えられ、根本的な発想や思考と行為に、事象の特定と評価と改善の周期を持ち、これらを導出する土台の尺度が備わって生きた動態感の伝わる感受性の通った文章や表現が生まれる。

周期性に、日頃の活動の規則性と成る需給構造が意識されるほどに、課題解決型の施策に及んで、PDCAの文脈が自然に創り上げられる。人々との共生性を根に他利を創り上げる動態性を持つ習慣が生命感を宿したメリハリを持つ意思を表し、スッーと入り込む表現を齎せる。根本原理がどのようなもので、それが体にどの程度浸透しているか、この様相が振る舞いや文章に映し出される。感覚や感受性の実感が良く伝わる頭脳的な観念整理の良く取れたものと表される。個別表現と抽象集約を繰り返すほどに、基盤の原理となる骨格が創り上げられそこに個別が配列される関係に至る。この基盤原理という面に根本的な文化体系が配され文化論という原理と体系化される。

各人の歩みと過程の中で紆余曲折を持ち、試練を重ねて作られるほどに、血肉化された普遍的な原理の形成に及ぶ。体験工程を省略するほどに脆弱な基盤になり、完成度の弱い原理の下に個別の表現が作られ、自身での整理が良く取られないままに、表に主張等が取られ相手方に良く伝わらない錯綜した文を見せられる。こうした意味からも、本来的には誰かが作った根本原理を読み込んで吸収する作法は適当ではなく、自らの感覚と感受性と頭を用いて、深く考えながら抽象集約の思索を何度も重ねて、次第に不変の理に行きつき確たる根本原理や文化思想が備えられる。この柱が強固になる程に、安定と共に躍動感を含んだ強い発信力が生まれ、相対性に寄らない絶対性の原理を持ち影響力に反映される。対象からの影響は弱まり影響の発生源という光源を備える主体性が作られる。

二次情報の読み込み等で留まる安直な原理の形成過程はその程度の原理となり、エネルギーを投じた程に比例した創造性が生まれる。頭脳的な先行性や小手先の表現に対して体質と浸透した原理を備える質実を兼ねた表現者に及ぶ。台本などを多用するほどに自ら考え作る習慣と乖離し、痩せ細った感性とモラルの低い性質に及んで外界からの信頼性を築けない。

今日、頭と体の分断が顕著に浮かぶ不快事象が多発する事へ、細分化した感度に本筋を通す統合性の作業が生まれて人間側の強化を図る活動が求められる。このような性格を持つ文化領域の強化に意義を抱きます。

根源感性と技術力

個別各所の社会現象の出現と原理体系の内容と両面の相関性で、感覚と観念の因果の実感を掴む事になる。皮膚感覚と現れる問題の取り方が先んじその発生原因の分析が行われる。原則と成る観念体系が実際的に生きたものであったかの検証が生まれる。物性の過度な進行に在ったという事が現代までの総括になり、観念体系自体や作用が不十分という実感が生まれる。ここから文化体系が生まれ、憲法等の規範へと反映されて理性と物性の程良い在り方へと修正への力が注がれる。

生活全般から浮かび上がる正負の側面がどこに在るのか、この直接的な事象と間接的な因果の感じられ方が創造性の起点になり、改善への熱が生まれて観念図と感覚に現れて活動の過程が示される。素の個人という立場から生活全般との関わりで見る純粋な感性が根になり、ここの認識を示して創造や協働への出発点が表される。物理性に負けて自制力の劣った感性が問題や不快に上がり、人間の精神的な痩せ細りと浮かび、この原因に着目して改善に及ぶ人間像が文化体系として纏められる。

このような根源的な感性図面を土台に、産業経済や政治行政の在り方への軌道が生まれ、根と幹と枝葉という有機体の全体観が創り上げられる。個々人の感性や集団の感性、社会システムの性質と成って社会事象が出現する。このような焦点が長期性の人間の認識や改良の道筋に描き出され、中期的な権利義務関係や需給構造に変化が生まれ、個別各所の事象に反映される。

専門的領域の技術的な作用の前段に、上述のような構図による問題や好感という感性が示されて、改善への有効な施策として特定領域の技術が配置され、人格と生産の有機的な関係が表される。各生産者は、外界へ自己を表すに際してこうしたストーリーを解るように明示する事が外界との真摯な姿勢と態度に相当する。技術の性格が異なる他領域との協業を取るに当たっては問題の感性の同質性が接点に現れ、この足並みの同質性を下に多角的な技術と技術の相乗効果を意図した協働性が創り上げられる。こうした筋道に健全な感性が現れ自立と共生の良好な在り方が生まれる。以上が根源感性と技術力、総合と専門の相関と言い換えられます。

文化の奨め

快適は増進、不快は減少という直感が働き、快適ばかりに視線が向かう。快適感は不快感との相対感覚と現れ一面ばかりによると適正感を見失う。権利義務関係の均衡への意識は、快適を達する権利の面と、それを得る為の義務から成り、後者の側に不快の性格があり、こちらを取らずに権利を欲する事が適正からの乖離と表され健全性を見失う。エネルギーを投じてリターンが得られるという原理と同様であり、タダ乗り感覚や盗みという行為は他者や外界を尊重せずに一方的な強欲を表す姿であり、両者の適正関係の形成にはフェアな均衡感覚を持って、成果や効用の創出に適正な対価や報酬を支出する感覚が伴い需給構造の適正や人と人の適正な皮膚感覚が作られ、一過的でない反復した関係や深度に及び、快適ばかりを求めずに不快に耐えられる感覚が伴って健全な心身が作られる。

二つの基本的な感覚に対して、適正を見出す情緒の作用が理性と言い換えられ、物的即効性の効用に対人的に良好な感受性を求める健康な感性が示される。二項対置概念と調和を創り上げる思索の根本的な仕組みと成り、生滅や正負、攻守や明暗等々の対極に人との関係性を視野に含ませて両者の適正な調和を探す所に人間性の概念が当てられる。

個人と集団、民間と行政等の対立にも、同様の感性が適用されて両者を統合する観念を作り、フラットな関係性から同一理念を見出してそれを叶える協働関係の構図を描き、効用を齎した事への適当なエネルギーの返還に在って健全な関係の持続に及ぶ。こうした原理を「因果応報」等という抽象概念で表され、世界観や世界観の形成基準と表現される。どこか一面的な欲望を当たり前のように求められる今日的な感性には、偏った快適性への過剰ぶりが映し出され、物性感覚の進行による過敏反応が起こされる。問題と映し出される事象の根本的な原因に相当し、人との良好性よりも個人的な欲望を強く求める向き回り、平等感覚の欠落した自己中心的な姿に、長期的な普遍性と離れた歪な精神性が映し出される。

他利を作り自利を得られるという気流から他者を抑え込む事や他者から奪う発想の対象化や攻撃性が進み利益を得る容易な手法に向かい、粘り強く原理を作るエネルギーが脆弱化する事へは基軸の弱い人間性が進行する。管理手法ばかりに意識が向かい、人との距離を設けて支配する作法が多用され、純粋な原理自体の向上に力が投じられない創造性の歪んだ状態と映る事が少なくない。ここに問題の焦点を定めて健全な人間性への基本原理を訴求し、適正な人間作りへの秩序の醸成が進められる。

これを称して「原理創造型世界観」と抽象され、資源等の有無に関わらず原理形成力を動源とした推進力を強めて生身のエネルギーに対する適正リターンが均衡し健全性が向上する。物理依存症が過度に進行する弊害が目立ってきているかにも感じます。画一的、偏狭な感覚が強まり、単式の方程式による物事の決定という思考や行為の型式化が進行する。根本面への深まりある思索が進められて、厚みのある基盤や極端な反応の予防に連なり物性による強要等に陥らない二極対立の適正調和を見出す感性が創り出される。持続力や継続力に文化力の本質が生まれる。

8)原理と原理の優先付け

8)原理と原理の優先付け

原理という言葉の定義も人によって様々見られます。学術的に作られる原理があれば、生産現場において取り行われている原理や、個別事象に何がしかの共通観点を設け収集して有りようを描き出し、観測する行為も原理となり、対象に観点を見出し、観念と感覚の実感に及べば、対象の現象化や認識という質感が取られ、その反復性の程度によって法則等という言葉が用いられる。こうした探究行為の根源は生命の存続や躍動を欲する感受性をエネルギー源として、安定と成長を遂げる為に、再生産の仕組みの形成や新たな発見による様式の向上という創造活動で表される。学術的な狭い意味での原理に固執する事もなく、人間の生活全般の様相から根源的な欲望と合致する生産性に及べば一定の型枠が創り上げられ原理の創造が果たされる。

知の厳格性や継続性等の相違から原理の確かさ等へと視点が取られ信頼性の程度が生まれるものの、多種多様な範囲や想定を想像して行為と頭脳で型枠の実感を遂げ、他者へと明示し関心と効用の共感に及ぶと一定の価値が現れ、意義ある創造性と認められる。或いは他者の反応に関わらず自身の納得感に重心を置いて作られる創造に価値が備わり創造の無限性が認められる。もちろん他者への利害を考慮の上に一定の制約の下で自由な創造性が許される。つまり、共通基盤になる一定の制約原理に上位の優先度が備わりここを外した創造性は許される事はない。万人的な共通価値は普遍の原理でありこれが基礎にある事の認識が弱まり、物理原理を先行する事のない共通感情が根源原理であって、こうした相関に普遍性を置いて人間の中枢的な性質が維持される。順番を間違える事のない感性の所在が健全な原理の創造における基本作法で在り、これを外した原理の創造には一定の制裁を課し人間の根源性への更生期間を設ける不動の原理が明瞭化される。一時の区間で作られた原理ではなく、長い歴史の形成から多くの人間の熱意や総意の下に創り上げられた根源原理に反した事への重みは単純な経済性では計られず、人間の根幹性を棄損させる作用には猶予なく原理が適用され適正な秩序が堅持される。肥満な性質が慢性化して基礎を崩す事に対しての健康な感性は伏せる事無く粛々と反応を持って過去の尽力に対する忠実な姿勢と未来に繋げる布石と成って人間の歴史に刻まれる。重要な管理点の認識が揃って関係が生まれる。ここが著しく異なると交わりに及ばず成熟度の同質的な性質が集まり協働生産が執り行われる。このアンバランスな実態には適正な感度から適材適所に回す自然な本能が働いて、構造の良質化と個別事象の適正が生まれる。性質が根になり構造と局所の関係が作られる。このような自然律を停滞させない健全な感性に根源の原理が備えられる。人口的な形式はこうした意味の自然律を下にして創り上げられ、後者が可笑しいと前者に感覚が反映される。根源価値の棄損には重たい判断が投じられる。コソ泥のまま旅立つも自由でありその汚名は子供や孫に引き継がれる。いくら金があってもこのレッテルは消える事無く、いつどこに行こうとも負け犬の精神状態は消える事無い。哀れな生き方を望むか、改心できるか、決めるのは自分自身で在り、心身の健康はコソ泥には宿る事無く無惨な最期を遂げられる。縁起の悪い性質には人は近寄らない。