1)文化原論

1)文化原論

本格的、正統的な文化体系を示します。人々の背骨となる価値と思考や行為の確かな基軸論理を体系だてて構成する骨太の普遍則と纏めあげ、文化という言葉の内容を明瞭化させて、認識が強まり、迷いの少ない行為や考え方を確立させる事が、良好な産業経済、政治行政、教育へ連なる事と思います。

様々な研究者によって、多彩な切り口による文化観念へのイメージが創り上げられ、そこに見られる一貫的な抽象集約や、自身の活動の歩みから創り上げられた長期的な原理を一つの実感の高まる体系へと収斂させる試みに成ります。

主要なキーワードは、平和、正負の人間像、平和への方法、平和の実感といった層での論理を標準的な文脈に取り、これを哲学的な層から、真善美、主客、調和等の観念を用いて論拠の根源的な厚みを形成し、この2つの層の間には、ミクロの人間像や社会ビジョンを示し、3層程度の重層構造によって、文化観念の全体系を表す事に成ります。

このような横の流れと、縦の重層性を構造化させる事により、緻密的な概念形成が生まれ、感覚と頭脳側との交流を持たせた質実性の上がる知的体系の実感に及ぶものと考えます。これによって全体性や、根源性の備わる納得性の高い文化観念が表され、感覚にも良く届き、そして脳裏に強く残り、更に感性へと浸透し、価値や言行に統制を与え、実態的な作用の強い表現と成り得るものでしょう。

長期的な歴史の積み重ねと反省から、確かな未来を創り上げる規則性原理が纏められ、不動性を帯びた論理と固まり、人間の本質的性格として備えられ、そこから平和という幸福感情を示す実感への軌道が確立する。個別的価値や中期性の共通価値を生みだす長期の根源的価値の厚みが前二者の良質性に現れ、そこに自主内発的な主体性を含む人間の躍動的自由と寛容の世界が生み出される。生命が活き活きとし、且つ健康な基盤面を含み、共生的感情やエネルギーの好感や集中を叶える共同体の姿と現れ、安定と繁栄の両面を内包する持続的な活動への道が創り上げられ、そこに、幾世代にも渡る平和という実感が繋ぎ現れる文化論になります。いわば、人類の美感となり永遠に生き続ける精神的な動脈を描き表します。

消極策と積極策

これらが積極的な人間創造策というアプローチで在り、これに快適を感じるか、或いは、この中での最低下限の部分の限定性を強め、ここだけは互いに守りましょうというアプローチを用いるか等の協調策が生まれる事でしょう。

後者の部分が、「盗み、傷害、詐欺」という行為で代表され、詐欺的感性から盗みへ、そして傷害という物的衝突の過程が想像されます。言い換えると、積極アプローチは、詐欺体質の予防となり、下限的不快へと入り込まない施策に思えます。盗みや傷害の原因には多様な想定が浮かびます。つまり、こうした不快事象の認識が置かれて、そこを少なくとも守る事が、積極的なアプローチ云々の以前に置かれ、それなしに、様々な上昇策等という発想には本末転倒の姿に見られ、自己への制約を課さずに他者への過剰要求に陥る事のない調和の姿に適正感覚が生まれ、そして次第に無理のない積み重ねをとり、積極的な共通性を見出す歩みに自然な共生と自立の形成を見ます。

現代の特性と見えるのは、自己に課すという感覚が弱まり対象への過剰な要求を強める事への不快が生まれ、最低下限の制約を守らず御託を述べ要求する一方向的な感性への異常であり、ここが強調されて良質な調和策が生まれる事でしょう。