根源の感受性

多くの活動は、付加価値のアウトプットと変換過程と資源のインプットで表される。この持続的活動に管理という面が加わり、有用な産出を持続的に展開する為の適正な管理という二つの軸が浮かび上がり、その基準を設け、運用しながら適正を探し更新を適時に取る永遠の動態を想定して実際の活動が捉まえられる。

これをより抽象化した表現にすると、固有技術が感覚側、管理技術が頭脳側の操作に成り、感覚と頭脳とを繋げる感情、或いは、感情が感覚と頭脳の適正を作りだす。感受性は主として人との関係で現れる心理作用になり、相互の評価という行為で、喜怒哀楽の表情が生まれる。評価には欲望と充足の構図が立ち、相互に持つ欲望という共通面とそれを叶える作用の分担で協働活動が生まれる。欲望が感受性と物理性に分けられ、生理要素が加えられて、この割合感覚の程度で志向性の精緻な異同が掴まれ、欲望の充足となる実感規定に微妙な差が生まれる。合わせて充足方法への異同も生まれ、評価の感覚に異同が生まれ、そこに正負の感情が現れる。

欲望と充足

評価

欲望

実感規定

方法

評価尺度

生理面

心理面

○○が生じた時

△△という手順で○○が生まれる

感情の面に短期的な作用に比重を置くか、長い根源的側面での波長に比重を持つか、この程度差が、感覚と頭脳の適合性の作り方に現れ、長い根源性という面に、長期的規則性という不動的な文化面が置かれ、ここの厚みが少々のズレを和らげる作用と働く。

作為が生まれる以前のフラットな感性という感覚が、文化感覚とも言い換えられ、平等的な人間像を持つ所に良質な共生感情が形成される。協働関係を創り上げる以前の素地の部分が協働関係の良質な作り方を生む。利用の発想が強まる以前の生命を宿す素の有機体としての対し方に所与的感受性が見受けられ、この生理現象に近い所での感覚の近さが、協働行為に反映され、長めの根源的波長を備えた個々の事象の扱いに現れ、相互補完的な心理に回るか、攻撃的な対立性を強めるか、という違いと現れる。ここに緊張と緩和という関係性の波が現れる。

融和性を好む日本人の伝統的な気質が、こうした焦点に映し出され、和をもって尊しとなすという根源的欲望の姿と表現される。ここから、おおきな開きを生まない管理という在り方が生まれ、フラットな処遇に反映される。感覚と頭脳と感情という人間に不可欠な3要素に、まんべんなく価値を割り振り、各自の良さを伸ばす事と足らない部分は補完して、全体的な達態度を引き上げる協働性が作られる。この良質な文化の根を省みた生産性を遂げる事に、大きな利益が現れると言えるのかもしれません。こうした波長を揃えて各種の観点を設け、平等的観念を強めた施策が作られる。個々の施策ばかりが取り上げられる以前の、感受性という面に対する同質性がこうした文脈から示されます。管理ばかりをしたがるか、金庫番ばかりに人が集まるような文化には、大きな利益は生み出されない。