真のグローバルスタンダード

社会秩序として、「バランスオブパワー」「勢力均衡」等という観念を用いられる人が出現する。10の力を持つAが要れば、2と3と4と1という力を持つBとCとDとEで一つのグループを形成し、Aに対抗し力の均衡が図られる。等という原理と解される。物質因果の相関性を基本原理として、力の均衡性を保てば、大きな争いに陥らず、秩序が保たれる。単純物理の法則性による秩序形成となる。この方法論も現実的な発想として有効性が浮かび上がり、「なるほどそうか」と思える点も少なくない。しかし、あまりにも受動的な非人間性を帯び、健全な精神性にどこか疑念が現れる。

人間の意思や精神性の健全性を持って、力の大きさに相応する精神性を出現させて、権利義務の均衡を各人が構成し、自律的な意思を備えた身体性の活用を図る主体性像が作られる。精神的な因果性と物質的な因果性の相関から、主体性や領域の健全な姿と描かれる。相対比較が進むほどに単純物理の均衡の発想に及んで秩序を求める手法に及ぶ。絶対性の原理として主体性の完結的な自制力を求め、力と責務の均衡を自ら図ることの出来る人間性にあって心身の健全な姿が起こる。普遍的不変の理念としては、後者の概念を求め、理想尺度を備えながら多様な対象の出現と対面において、適正や歪性の観測と評価を進め、対象に相応する方法の妥当性を遂げるといった理念と現況と方法に回る観念と精神と身体の相関を果たす活動法則と至り、実際的な理念と稼働の状態と認識される。

理想図という性格に、「バランスオブパワー」なる概念を配置するようであると、どこか違和感が出現する。あまりに程度の低い理想に留まり、人間性や社会性に不十分な点が起こる。

「理念と経過と現況と評価と予測、方法と検証と改善」の回る活動法則性を前提的な人間像と備え、各種理念の導出と実際性に対面し妥当性を起こす心身の相関を概念と起こし、地につく実際的な理念と稼働の姿が描かれる。独りよがりの高い理想を抱く自由も少なからず理解されるものの、歪な対象に過度なサービスをすることは、外界にとっても不利益になり、妥当な方法を鑑み投じる態度に、健全な精神性の稼働が起こる。犯罪をすれば、取り締まり、更生の機会を与える事が対象の利益に連なる。過剰な寛容性は寧ろ弊害となって対象の不利益になる。

過敏か鈍感か、過敏か寛容か、これらを分ける基軸性の概念を探し備え、恣意的な利己性の強まらぬ基準尺度の形成と過不足の算定と評価や判定を起こす、不動的な基準と稼働の習慣と持続において変らぬ精神の良質と実現の軌道が形成される。過去の経過や現況性という個別歴史性を踏まえながら、あまりに純粋理論の一様的適用によらぬ歴史と理論の適正を引き出す動静に回り健全な心身と観念の稼働に至る。理念に対し経過や現況性を踏まえながら観測と評価に反映させて適正な方法を引き出す実際性が作られる。エネルギーの均衡を求める態度が形成される。

あまりに成長の過程が異なると、エネルギー循環の感覚の違いが広がり、歪な社会性が増進される。あまりに過保護な成長過程によりなんでも与えられ育つと一般的な尺度と適用の感覚差が広がって、歪な不協和性と不快感の連鎖性に陥る。ボンボン育ちの悪性による歪性の連鎖と負の循環に及ばぬ一般性の尺度の同一性を求める公教育等という役割が産まれる。私教育と公教育なる概念と中身とあるべき相関が産まれる。

公教育の立場で私的な利益の過剰な求めに及ぶと歪性の是正が図られず、特異性の出現や広がりを招いて、社会秩序の歪性が拡大する。バランスオブパワー等という秩序であるとこの私的な利益追求に偏った感覚が広がる。普遍的不変なる純粋性の利益概念の追求を加えてあまりに歪性が強まらぬ自己内発的な尺度と制御の主体性と領域化が果たされる。公務員や公益なる観念について一定の統一的な見解が揃い運用の適正に回る。大手マスコミ等という社会システム上の機関にも事実上の公共性が求められる。国境を越え統制される報道機関の要件等と精査され統合的な基準と稼働を果たす作用が進む。

普遍的不変性と特定性を合わせた基準と稼働の主体性と領域像が形成される。このような観念や文脈から生態の健全と永続の軌道が進められる。基盤性が揃わぬまま交流が促進されると正よりも負の影響が懸念される。交流を求めるほどに真のグローバルスタンダードが求められる。歪な秩序が増幅し荒れた社会性と生態に陥る事の予防策が投じられる。言語を超え揃えられる同一的な概念の厚みを図る作為が必要となる。あまりに程度の低いボンボン体質が国家の舵取りをやるようであると、良い潮流が進まない。国益を損ねるに留まらない。万国共通の基準と思われる。