1)集団活動と文化
文化という概念をイメージするのに、身近な活動例をもって、基礎と応用の構図が示される。
1-1文化と応用
「動静概念」といった文化の根本的且つ普遍的な様式を基礎として集団活動に応用される。活動は根源性と共通性と個別性から形成される。同一性の理念や欲求と普遍的な原理という部分と共通的様式としての意思形成と執行と検証と改善という部分と、個別具体的な欲求と充足の領域から構成される。
表1

1-2根源性:同一性の理念、
地縁や血縁によらず、理念や機能を中心に形成される集団活動。一過的な集まりによらぬ集団活動は、根源的な感性の同一性と、時々の諸条件の変容に対して機能的な改良を果たす。不動的な見識の備わる程度と具象的な機能の導出と分化と協働の体制へ及び持続的な規則性が回る。感性の同一性を基礎に持ち時々の最良性が展開される。
1-3共通性
1-3-1集団活動の動静
自己の主要な内包性と外側の相関をもって集団の領域が把握される。内部においては意思形成と協議と承認と執行と検証と改善を統制し主体性の芯が作られる。抽象性と具象性の展開から集団の横と縦の構造が生まれる。
1-3-2財務管理
動態面:収支構造、静態面:資産と負債
表2

内部システム
表3

外部要素
表4

1-3-3品質管理・品質保証
「予めの基準と運用と記録」といった観点から、活動の質を制御する品質管理等という作用が加えられる。この品質管理を外部関係者に予め示し予定通りの記録を示す事により信頼性の向上を果たす品質保証の概念に発展する。
表5

1-3-4労務人事管理
職掌の整理
建設的なエネルギーの向上を維持させる上で、内部の人事管理が中枢性を持つ。基準形成と協議と承認の過程を予め整備して職掌が作られる。「役員、部長、課長、係長、平社員」といった役職が付与される。健全な人事評価制度が個人と集団の円滑なエネルギー循環を回す中枢と働く。集団としての全体観が設計される。部分へ分化してと部分工程の相関が構成される。抽象的な理念、技術と市場、外部関係者、内部体制という内外関係をもって領域観が作られる。
稼働と検証と理論更新
収益に対して、有用な作用と貢献の序列が精査され、収益に対する貢献の割合を浮かべて、全体と部分の優先価値の算定と経費負担への反映へ回る。そして、適正利益率の算定と持続的な基準と作用する。この予めの想定と周知をもって、基準の共有を果たし、実際現象へ反映させる事において、納得感の高まる建設的なエネルギーが持続する。
牽引作用
組織の牽引者は予めの想定を纏め、構成員へ納得有るビジョンを示し、予めの基準と公平な適用を果たし、静態概念と動態と動静を回し、組織の健全な精神性の持続へ渡る。不満要素が積み重なり、良性化への解消へ回らぬと組織への帰属意識が下落し、組織の利益と異なる個々人性の利益へと関心が離れ、組織の利益を遂げる集約性が弱まり、組織の存続を危ぶませる。堂々と予めの基準を示すのが、牽引者の役割になりこれが曖昧で恣意的であると納得感は引きあがらず、組織としての集約的な力の投入が弱く、成果に反映される。人事評価制度が、内部システム上の中枢と働く。「全体観と特定工程と細分化の工程、」といった3層程度の縦の工程と、設計開発、製造、流通、資源管理という横の機能的な工程による構造が導出される。
1-4安定と自由の躍動
各種問題の発生と改善を繰り返す過程で根源性と全体観への思慮が進められる。確たる根源性を掴み、確信的原理を持って二次三次の概念と中身の更新へ回す活動の規則性が図られる。本書においては文化という側面を主要な関心にもって適正が提起される。確かな基礎基盤概念が抑えられ基礎の安定と自由の躍動の適正を遂げる。物質従属的な体質によらず良好な感性を根にして堂々とした活動を展開し、健康な心身の持続と永続の軌道を遂げる。
2)大局観の形成と個性の認識
生の導出は滅の発生を招かれる。最良の生を作る発想へ回り、自他との共存共栄の軌道を生む。物理と心理の対立と調和を生む生物の性格が作られる。日々の活動を通し正負の現象と対面しより良き生産へ及ばせる規則性において、こうした根源性を抱き感性から理論や方針、軌道を生む。自己の直接的な生産性がどのような効用と影響を招くか、プラス面とマイナス面を問いより良きプラス性へ及ばせる生産の探究とエネルギーが起こる。生活全般へ視線が及んで個々の生産性の特徴を抑えながら自己の生産についての配置感覚を遂げられる。
表1

特定集団活動から広く多様な個性を伺い大局的全体観と自己の相関を掴み内外との適当な協働性の意識へ回る。生滅不可分という感性を基にしたフレームに、個々の現象を配して大局的観点からの最良性へと意識が向けられる。現象の上流と下流の因果性が抑えられ、問題の発生に対して原因を掴み、上流からの適正化策をもって事前予防性が高まり、意図する目的の適正と達成度の高まる方法を導出し、確かな生存と持続へ回す活動が執り行わる。偏狭な視野に留まり局所的な因果に終始せず中局や大局を浮かべて、然るべき対象への働きかけが成される。
3)真理の探究と規則性
会社の中での全体観と、一従業員としての配置を掴むと共に、会社の特徴が産業構造や都市と地方等という観点からの認識へ回り、更に、政治と経済の相関や教育作用との因果性を浮かべる。国家という空間の範囲と国外との相関や自然と人間と創造力といった最大分母的な観点と広がりが生まれる。そして、物理や心理といった人間の根源的な側面へ視線が戻り基礎の良性を浮かべ、それを反映した自己と外界との在り方へ回る。このような創造力の持続的な探求と循環が続けられて局所現象と構造と性質なる観点と因果性を掴む抽象原理や、欲求と力と責任の均衡に見る健全な主体性といった概念が起こり自己と他者、生存と共存の良好な永続軌道が進められる。「根源と特定性と全体観」といった静的観点と「理想と現況と評価と方法」を回す動態性と静と動の交わる動静の規則性へと習慣化される。真っ当な感性の変わらぬ動力性から相応する習慣と創造力が出現する。妙な盗みや詐欺、略奪に外れぬ確かな性質が培われる。物質依存性の体質が強まり、良好な精神性が崩れ肥満な発想と体質を招き、外界へ利益よりも不利益を与える歪性に及ばぬ確かな軌道が備わって文化人という性格が映し出される。こんなような主体性のビジョンが導出される。
静態概念

静態と動態と動静
