「人か事か」といった観点が生じる。誰だから選ぶか、何を求めるか考え方に共感して選ぶ等という具象的な絞り込みへ及ぶ。比較的単発的な事柄では後者に比重が進んで複雑な事になるほどに人間の性質へ着目して人間を選ぶ傾向が起こる。短期的な商売で明瞭性の高い良し悪しの判定に及ぶ事では、人よりも事へ重心を向け、抽象的な範囲の複雑性を持つことにおいては人の性質面に視線を及ばせて、発想や習慣、根本的な価値観という面から現象の良し悪しが想定される。誰という人を対象の中心に添えて現象を伺い評価と方法へ回すのが長期性の観点となる。事については比較的明瞭に測定できる事柄について人よりも事へ着目して良し悪しの判断を生む。「いつどこで、誰が誰に、何を、どのようにする」と「なぜ」といった現象の表す算式を基にしながら、事柄の中味を吟味しつつ、どの面に比重を備え良し悪しを予測し未来を作り上げるかの判断を生む。「局所的現象と構造的反復性と性質」なる観点を浮かべて、変わりづらい性質に着目して長い想定の良し悪しを測定するに至る。性質を伺う視点として各種抽象的概念の抱き方が相応する。生命観や人間観自然観等という集約性の概念と抱き方が基礎基盤性の原理と備わり、時々の個別現象との対面の仕方を作り出される。大きな影響力を生む配置においては、この根本的な概念への見解を伺うような必要性が起こる。それを反映して個々の政策の優先序列や中身の在り方が導出される。全体性の概念の浮かべ方と共に、個々の施策への重みと優先序列感が起こり表現者の個性が浮かび上がる。この総体をもって人の性質的な中味が浮かび上がる。個々の直接的な利害と社会的利益なる志向性が起こり、後者の側でどのような全体観を浮かべられるか、公性の利益を抱き方に根本的な感性とそれを反映した全体性の図面が作られる。影響力に相応する構図の出現において多くの利害関係者への納得感を遂げられる。このような発想を浮かべる所に生命観の実態が現れ、欲求の起こり方と力と責任の均衡性へと及んで人の性質の適正が現れる。平等性の感性を根にして影響に相応する責任の意識が反映され、大きな力の付与と責任の正しい抱き方をする性質が映る。ごく限定性の利害における振る舞い方と広く公性を生む立場での振る舞い方の適正へ至る。予めの尺度として主要なポイントが整理され、それを明示し堂々と良し悪しを測り公平な選択へ及んで、実施と検証から真価を算定する。個々の現象の積み重ねと反省と学びの過程を経ながら全体観の抱き方や抽象概念の浮かべ方が起こり、それが個別性へ反映し構造や局所現象を作られる。根源的感性をもとに普遍的概念や全体性の概念の形成と共通的作法や原理の形成、個別的政策の中味と政策間の序列構成へ及ぶ。私的欲求の強い生産性に対して社会性への志向性が広げられ、それに相応する良き作法への問いが回り型式と整理される。このような様式化を遂げる基本的な規則性が整理され、「動静概念」といった根本的且つ不動性の原理が現れる。欲求と力と責任の均衡性という有り方に主体性の変わらぬ良質な精神性を見る。大きく望めば大きく課せられる。自己の制御できる範囲への適正感覚をもって健康な精神性を見る。あれもこれも欲張って、出来もしない事を過剰に望み、外界へ不利益を回すようであると歪な精神性が伝わる。本書の立場は文化の様式化と普及促進という面に重心を備え良好な生産性を遂げる目標が立てられる。何か一つでも確かな利益に及ぶような領域を確立し実際化する力が注がれる。