2-1平等思想と展開原理
「欲望と力と責任の均衡」という健全性の抽象原理に対して、この適用や展開の精査へ解釈が進められる。供給者の立場からは、外界への利益を遂げ自己の利益に回る欲望を抱き、それを遂げる力や権限が想定され、権限や力の行使に利益を遂げる有効な方法を採用する事において均衡や公平の判断が加えられる。需要者は、望むサービスの質を明示し、供給者の望む対価への負担ができるか、サービスと質の水準を調整させる工程が起こる。サービスの質という権利とコスト負担という義務が起こる。この両者の権利義務の履行をもって欲望と力と責任が均衡し適正な内外調和を実現する。例えば「ラーメンを食べたい」という外界からの欲望に対してラーメンを作り提供する事が出来る能力と、外界が負担できる資源の割合から、ラーメンの質と価格が調整されて、相互の権利義務が明瞭化し履行をもって均衡の実感へ至る。

2-2需給構造の特殊性
供給の分散的な構造を持つ需給構造と、供給の寡占的な需給構造という市場の特徴が形成される。後者に行くほど、公という性格が備わり、影響力の大きな供給者の配置を占める。それにふさわしいよく吟味された予めの基準を設け、予め外界へ示し、基準と適用の公平な履行をもって公の責任が満たされる。供給側の力が強い特殊な需給構造に進むほどに、基準の良質性と公平な適用をもって、影響力に照らした責任を充足すると解される。基準の形成過程と、基準への賛否と、基準の形成と適用という視点が浮かび上がり、この3つの点から供給力に相応しい責任の充足度合いを測定し、資源負担との兼ね合いを浮かべて適否の判定を遂げる。
2-3役所
例えば、役所のサービスでは、政治というプロセスから、利害関係者の意見を集め、最良の基準を作り、それを行政が履行する構造を持つ。サービス内容の形成と資源負担の刷り合わせが図られ、実際のサービスの提供で利害関係者からの満足や不満の心象が起こり、サービスと資源負担への適正を問う改善の工程が出現する。一方向的な供給の寡占性にあるほどに、サービスの設計段階からよく思慮の練られた基準を作り、実際での齟齬が少なくなるような予めの想定と実際を求められる。蓄積されたノウハウをもって確かな基準の形成と履行を果たす力が備わり、公としての存在感を高められる。何かを公に募るような態度を投じる場合は、呼びかけの趣旨と、採用する基準の明瞭化と、基準と適用の解釈を明示して、情報提供者への真摯な態度をもって公平な基準の採用と評価へ回り、透明性と健全性を兼ね備えた運用が果たされる。情報を一方的に集め恣意的な利益の運用へ外れる態度に及ぶと、公の利益を追求する行為とは離れ、私的な利益を勝手気ままに求める現象と映る。情報を募り、基準と採用や却下の解釈を明瞭に表す事までも含んで、公明正大で信用の高い運用と見做される。寡占的な配置を良いことに一方向的な欲望を強めるような運用へ及ぶと、権利義務の不均衡性が高まり、公の性格を外した私的悪性の運用者と解される。こんなような解釈が健全性概念と適用の実際的な側面と出現する。「権力の乱用」へ至り公の利益よりも、私的性格の強い利益を求めるようであると、根本的な原理から外れた運用と映り欠陥のある供給者と外れる。この現象の特定と改善の施策へ回り正常化させる工程へ回るかどうかに、健康な需給の相関が判断される。自主内発的に基準を形成し運用の透明性と公平性をもってサービスの質とコストの適正を図り、堂々と需給関係を果たして長期性の文化を遂げる。
2-4学校
「学校」等という存在も、どちらかというと公的な性格が帯び社会的な信用が求められる。社会の大局的なシステムの要の配置を占められる供給者としての健全な感性と態度が期待される。どんなことを公に募るのか、基準が鮮明に示され情報を広く募り、基準と公平な適用を果たし検証度の高い信用の程度が測定される。権威という強い力を備え、外界へ対して一方向的な欲求に外れると、悪性の権威と運用の態度と解される。質実ある運用の健全性が出現して空の権威に留まらぬ実態を伴う権威へ至り公という信用が培われる。寡占的な供給構造に及ぶほどに「健全性と透明性」が期待され、基準自体の良性と適用の適正をもって質実の程度が判断される。このような権利義務の相関が、自然律という常識へ浸透して健全な長期的な永続の軌道が作られる。抽象観念と感覚的質感の整合性が高められ、健康な観念と体の質感をもって健康な欲望の実態が測定される。欲望の歪性や一方向的な願望過多という判断に及べば欲望の修正へと回り、権限の縮小と義務の増加をもって力と責任の均衡を遂げ健全な主体性が作られる。
2-5報道機関
「報道機関」も公共性の高い社会システム上の配置を備え、基準の良否と運用の適正を強く要望される立場と映る。期待に応えられるように自浄性の働く仕組みを有し、歪な性格に外れない自浄のシステムが稼働する。社会的な影響力が高まるほどに情報開示と運用の適正を追求する管理監督者が必要になる。内部に備えるとともに外部からの管理監督も強まり健全な主体性を遂げる。善意でばかりなく悪意の意識も併存して良き緊張と緩和の相関を果たし健全性が遂げられる。この管理監督の立場の感性が狂うと監査の適正が崩れ悪性を広げる。私的欲望過多で公の利益を外した供給者が作られる。
2-6社会の大局観
社会の大局的なシステムの概念形成と明示において、実際へ適用する動きへ進み具体的な健全化の現象が作り出される。こうした面にも、思想の形成という作用や効用が出現する。根本的な平等性の感性を動力源にそれを遂げる全体的な概念を形成し、個別の個性へ適当な性格が付けられ客観的に測定する工程をもって観念と感覚の繋がる大局的な健全性策が進行し、変わりづらい良質の感性を遂げる。病んだ空間や領域が蔓延り良質な空間や領域へ悪影響を広げる事態を予防する想定を浮かべ、寡占的な供給領域への適正な制御の仕組みを確立して正常性の軌道が持続する。くず気質や肥満症という類を生まぬ外圧的な仕組みを必要に応じて求める社会的要望が強まる。負の予防策というコストが計上され質の下落を予防する効用や欲望と充足の需給関係という市場が生まれる。
このような想定から世界観や思想の形成に効用と実感が進む。大きな概念図の形成と部分的な領域分けとそこでの健全な基準の形成という専門性が進み全体概念と部分領域との整合を図り抽象図と具体図の整合を高め質実の効用を掴む。
2-7学者・思想家
このような学者や思想家なる立場の生産性の特徴が生まれる。抽象概念と特定領域の体系を提起し実務者による共感などへ至り、尺度と適用の実測へ進み基準と過不足の判断を浮かべ、改良点を起こし適正が導出される。実務者に用いられない概念形成は、有用性の乏しい学者の生産性と解され需給を喪失する。市場の作用が回り良質な学者が出現する。

社会システム概念を形成し、社会の大局的な需給構造が描き出される。役割を期待される配置が想定されて、その欲望に相応しい力と行使に及んで、構造的な側面に見る健全な主体性が作られ、局所現象に反映される。構造的な欠陥を招かぬように、予めのシステムと作用の設計を描き、サービスの質とコストの適正を持続的に検証する動的フローに重心が置かれて、概念と動態の質実が掴み出される。ミクロ的な面からの健全な主体性と原理が構成され、大きな対象にも同質の適用を果たし、直接間接の因果へ回り、思想という纏まりある概念や欲望の実現軌道が強まる。