1)哲学と科学(特定知見)

情報の全体構成の善し悪しによって、表現からの理解度や吸収性に反映される。全体となる領域が実際的活動の動的規則性に沿って構成され生きた領域観が現れる。つまりインプットと変換工程とアウトプットという生産性が表されて有る領域への知見が整理され表現されると生きた質感に良く到達して観念から体への工程に伝わり実際の事象へスムーズに移行できる。断片的分断性の構造化は需給構造を想定せずに何を作り上げるか鮮明化されない表現体系を指し領域の持続的向上の軌道が描かれず固定的な概念の形成を意図する精神性が見られ健康な技術の形成と社会性を意図する感性の希薄性と映し出される。根本的な感受性から外界への快不快事象へ対して、快適は増進、不快は削減へという論理が起こり実際性を持つ技術力が作り出され対象へ投じて問題を良好化して感謝を受けて技術と対価の循環へ及び持続的な生産の改善軌道が作られる。このような動的フローに即して内外領域が描かれて知的整理へ及ぶほどに生きた表現が伝達されスムーズな理解へ及ぶ体系と現れる。国語や社会や理科という各種科目についても同様のことが言え、基礎科目と専門科目などに大別しさらに上位に基礎と専門を統合する概念を想定し、人間生活全般のビジョンが表されて各領域の配置が生まれる。朝起きてから食事をとり仕事をして、対価を得て、食材を買い、就寝するという一日単位の規則性や、一か月や四半期や一年、幼少や青年、壮年熟年等というライフステージが想定され動的流れから見る部分性の領域が切り出されて全体と個別の相関が生まれる。この動的想定に共通して備わる領域が言語や論理と生産等の概念になり、食の場面や仕事の場面、休息の場面という区切りとその中での動態が想定されシステムの配列で知を構成して生命観の伝わる表現が起こる。特定の集約的観念に対して中身と外側の構図が描かれて全体図となり、中身と外側の相関をもって中身を詰め外に出し外からの反応をもって中身の改善へ回る周期性をもって領域が表される。国語の中身を伝達する行為と外側の想定が弱いと中身の構成に有機的な繋がりが現れず断片性の知が羅列的に構成される。何のための国語か、上位概念に哲学が形成されて、集約的な意義への認識を作り中身が構成される。こうした面に領域への習熟度が現れ一定の見解に到達した人々による領域の構成と未だ見解の定まらない中身の構成では格段の違いが生まれる。「哲学や政治的な立場を切り分け知を伝える事が正しい」等と主張されるものの、実際は何某かの世界観を想定して領域が構成される。外側の因果への認識が置かれて内部が作られる。表現者としてはこの世界観や哲学を少なからず示して特定領域を表す態度に健康な生産者の姿が映し出される。感性と論理が繋がり健康な表現者と実感される。宗教と政治を分ける事や価値と事実を区分する事や主観と客観などという論理が生まれ価値の押し付けに至らぬような適正なスタンスをとる構えと共にどんな価値があるのかは明示する態度に適正が生まれる。その価値を選択するかは別の次元にあるものの中身の構成は価値を背景に起こり相関が見えないと理解へ及ばない。平等思想を有する表現者の下限のマナーを指し妙な教育者面をして上から降ろす発想が強いとこうした工程が省略され粗雑な傲慢性と映る。未熟で見識が定まらないのか、現時点における根本性等と示す事は領域を持続的に向上させる態度を指し表現者倫理と映し出される。哲学に感受性の側面が起こり領域の中身が詰められる。中身だけ丸暗記して哲学への問いが起こらないと機械的な無機質性のロボットと伺える。生産性の持続的向上には感性が根になり論理が組まれ提供と反応の周期をもって改善に及んで健全な感受性を根にした生産や表現へ及ぶ。型枠をただ覚え無批判的に量を展開する作業は物理化という性格にあり、心理が希薄な物理化には健康な心身が映らない。初めに「○○とは××と考える」という哲学が示されて○○を表す行為に領域への生きた生命が宿る。表現者と表現内容を切り離し頭と体と心の繋がらない表現は病んでいると伝わり表現者の人間性が実感される。仕様書から作らず仕様書通りに作る生産者は真の表現者にあらず半人前の中途半端な指導に相当する。評論家や生産者一般の共通原則と考えます。ISO9000の規格認証においても設計開発機能の有無への拘りが生産者の格を作る。下請けで留まるか、哲学を望むかに人間の性質が分かれる。機能へ偏して哲学が弱い性質が現代的な特徴と映し出され悪性を生む根本原因と見られる。プライドを持つ生産者は人の生産を安易に盗まず用いる場合は引用を確実に明記される。クズは何らプライドもなく物理性にただ従属して暴走を働く。クズと健全性は明瞭に切り分けられる。哲学の弱い科学へ至ると人間のない物理へ及び良好な人間性を喪失する。物理依存の激しい正当性へ嵌り、愚図が群れて物理性を正当化の根拠にする。

 

3)知的生産性と付加価値

知的生産性においてどんな点に付加価値が見られるか。これへの認識も基本用語として初動的な配置を占め根源的な観念の一つと現れる。「○○すると××になる」という仮説と検証の結果を重ねて、かなりの確率をもって発生する知識に、事前予測性を伺う有用な作用が起こる。限定性の高い対象を範囲にする事柄から、物事の複雑な相関を抱き、「○○」とする対象範囲が広がって、「××」になる。という広く大きな範囲の制御性を持つ種類の知識が生まれる。例えば、マクロ経済学のフレームが形成され、局所的経済行為の集約を図り全体の状態を掴む体系が生み出され、それを測定の基準に用いて個別の事象を集計し型枠に嵌めて事実を掴む作業が生まれる。この反復的な行為から基本方程式が備わり個々の事象を観測して未来の予測を立てる事やどこに変化を加えるとどのような事象が発生するという作為が生まれる。深く集中的な因果の相関から広く大きな対象の相関を掴み操作する作業によって意図する欲望と充足を図る方法が形成される。対象を観測する型枠が設けられ要素と要素関係の特定と刺激と反応の規則性をもって一つの法則性を表し測定の観点が生み出される。基準尺度から個別を窺い知る相関や作り上げる相関へ及んで事象の受動性から能動的な性格へ至り、観点自体が生きた主導性を宿して現象を作り出す。このような面から、観点の形成に付加価値が生まれ、仮説と検証の予測性に及んで意図する欲望と実現の方法が向上する。観点の表し方に自他との同質的な感性が起こり広く用いられると有用性が認められ、価値の認識と普及の軌道へ及び付加価値を齎す創造性の認識が作り出される。実社会の皮膚感に及ぶような事柄から、少々現実の周期性とは離れた個別的性格を持つ小説や映画のストーリーのような型枠など、多様な観点が起こされ人間の想像性や創造性を生み出す。こうした点から知的創造性への付加価値の実感へ至り科学の法則性や社会現象の規則性や社会システム概念の形成や人間像や自然観、人生観などを表す行為に及んで、人々との共感や異同の認識や発見へ連なり価値が生まれる。物理的因果性とは各種の型枠が形成されそこに見る量的増減の性格で現れる。質が決まり量の面で決まった因果性が発生し、身体感覚を超える力を形成する事から利便性や効率性の効用を抱き価値を認める事になる。化学的と至った場合は要素と要素関係から新たな要素が生まれる変化の質が現れ、決まった型枠の量的変化と型枠の新たな変化の違いにも思われます。主に自然や動植物や加工度の高い生成物における変化の相関を指し人間の生物的仕組みなども範疇とされる。心理的因果性というと喜怒哀楽感情に代表されるように人間が人間へ抱く心象を主にした刺激と反応の側面を指し人と人の間に物を介在して心理が作られる場合や人間自体が発する言葉の介在から心理が起こる場合などと浮かび上がる。以上のように、知識とは各種因果の相関とそれへの名称を付け認識される事柄を指し限定的な人々による知識から不特定多数で用いられる事柄まで多彩な知と現れる。本書の主要な関心に当たる人間像の形成などもこうした並びに配され知的創造性の範疇に含むと思われます。人々との共感や異同や発見や引用などの刺激と反応を生み価値の認識や検証へと進み意識に内在されるほどに付加価値が認識される。

 

3)事実と形式

4)事実と形式

「与党として相応しい行為を見せろ」等と野党の側が評される事へは形式に凝り固まり野党の立場を望まれる姿と見做される。与党をやるつもりがあれば、事実上の与党という意識をもって行為や態度を起こして、その実力が人々に認識されて形式上も与党になる。形式上と事実上の整合に、頭と体の整合が起こり、形式上よりも事実上に重みが生まれ形式化される。変化と維持の動的側面が現れ不動にはないエネルギーの発生と循環の流れが途切れず作り出される。組織図などや職責上の肩書も形式と事実上の観点が生まれ意思決定過程の流れが映し出される。形式に従うとは限らず個々人の信用が事実上生まれ信用に即したエネルギーの経路が作り出される。形式上に不満が起こり事実上の感性が優先される。この状態にあっては形式を事実上に更新して健全化される。放置したままでは悪性が広がり直接間接に負を広げる。言い換えると頭と体の整合へ及び健全な感受性が生じる。頭と体が分断するとはこうした点に浮かび上がり書き示した事柄と実際の手順が異なり運用される状態を指す。妙に過剰な欲望が形式面へ偏って欲求を表す態度に及んで体の面がついて行かず責任の満たされない欲望過多と実感される。体が先行して事実上の力を作り頭で認識して観念で表し多くの人への認識や周知作用が生まれる。形式に固定化されず事実上の力を注いで基準も変わり自然律の生きている状態が確認される。事実か形式か、価値が事実を生むか、事実が価値となるか、両面の相互的刺激と反応で統合へ及び真相真価が掴み出される。法律家の感性と科学者の感性の違いとも見受けられ、或いは政治家と財界の性質にも類似する。現実的かつ適正な生産者の感性はこの両面を含み、理想と現況と方法のサイクルをもって利益を作り上げる。独りよがりの理想をいくら一方的に備えたところで外界の状態を無視しては理想は遂げられない。又は科学的事実に対して、人間側の欲求への視線が弱いと心理的な欲求への不足を生み、理想概念に人間性の実現を備えて事実を作る態度に適正が生まれる。いずれかへの偏る性質には健全性が見られず、両面を包含した生産概念において完結的な活動の適正な感性が生まれる。事実と形式を動的規則性の周期で繋げる活動概念が形成される。人と人の間で人間概念が生まれる。自立や自律という概念も人間概念を前提に構成される。