1)自然と人間

家庭菜園等からも身近に植物との関わりが生まれ、自然の成長と触れ合いにより多くの生きた知見が得られる。自己の健康上の良い時に抱く美観は、枝葉の生い茂る樹木の樹形よりも、間引きがされて程よく枝葉の剪定が取られ、風通しの良い状態と実や花が咲く姿に心地の良い外形美が映し出される。自己の心理や生物的状態を映す事になり、単純な外観に留まらず生物の動的状態にまで感性が進んで動的快適を感じ取り、深みある美を抱く事へ及ぶ。其々のパーツが生き生きとそれぞれの特徴を見出すには、無秩序的に生い茂る状態よりも人が程よく手を加え基幹部分と枝葉や実に見る適当な割合感覚が図られて、且つ、実が大きく美しく咲く作為が生まれる。つまり大きな全体観とアウトプットに見る関心のポイントが置かれ、実へ栄養が行くように無駄な枝葉を落として意図する結果を作り上げる事になる。限られた栄養の中で如何に最良性を見出すかという合理性が働き全体的な因果の相関を察知して適当な施策を投じる事へ及ぶ。更に欲が出ると植物間の相関へと視線が伸び、椿の木と隣のバラに見る最良性へ考えが回る。どちらの方が、奇麗か、両方を奇麗に映すための適度な構図を探し全体図面が拡大し中心の焦点が変容した全体観へとシフトする。このように単体植物に見る全体図から根と幹と枝葉と実の相関を浮かべ、さらに隣接する因果の実感へ伸びて構図が変わり中心の焦点へも反映される。自身の健康状態から物事の実感の変容が生まれ見る側と見られる側の相関が所与の条件と備わり、人間の側に物事の起点が生まれる。不健康や肥満症へ陥ると繊細な感性は下落して一過性の効用に限定した美観に留まり深く広い因果の実感や多様な観点を起こす余裕も現れず、ただ量的なボリュームを意図した単純性の強い構図で留まる事かもしれません。暖かい気候が人間の活動性を活発化し、外へエネルギーを放ちより良いエネルギー循環を齎せる。冬から春にかけて次第に体の血行が良くなりエネルギーの動的活動性が進む。夏にかけて植物の盛んに生い茂る状態への予測が起こり、それに備えて枝葉の剪定をもって準備が整い夏場の姿に現れる。善し悪しは、種を植える時期や樹形を揃える時期にありこの適正によって成果の7割から8割が決まる。下準備や段取りの良さが結果のよさへ連なる枠組みが広がり因果の間接性の概念が作られる。短期から中長期という時間と空間的広がりの周期性を予測して制御性を生み知と実際の検証から学びが重なる。「自然の摂理」等と人は言う。社会の原理へ学び吸収され体に浸透し調和性の高い世界に快適を見る美観が生まれ自然と人工的作為と人間の美観のハーモニーが奏でられる。美を感じ作る持続的生態系へ及んで波長や基調に見る快適が生まれ構造と動態の適正感が作られる。春は、衣替えの時期になる。決算を迎え総括し来季への方針を固める時を指す。この善し悪しで一年の活動が見える。正負を特定し正は伸ばし負は切り取る判断が求められる。変わらぬ美観と中期や短期の美観の構造をもって生滅不可分の良質性への判断が投じられる。人間世界の生きたアートが出現する。

 

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