1)文化・文明ビジョン
個別事象の形成と集計によってある特定の領域感覚が生じる。個別事象の主要な性格をどんな点に抱くかに観測者の関心が現れる。例えば「食生活」という観点を持ち「人間について食とは?」という根本的な見解が作られ有るべき理想像が形成される。個別の食体験を経験し理想と現況の違いなどを窺い知る感度が起こる。そこに建設的な批判の態度が生じより良くしたいという思いから改善の思索が深まり方法的な提案へと連なる。あるべき像が如何様に形成されるか。個別体験の積み重ねから正負の感覚を抱き次第に定見となる考えが固まって基準的な観念が生み出される。食という直接的な場面では食材と人間の生物物理的相関や作り手と受け手の心理的相関などを主要な因果の範囲に抱かれ正負の心象が生まれる。更にその工程の前後が整理され食が用意されるまでの上流工程と食べて何某かの活動へのパワーが起こり食と活動の下流工程へと思索が伸びる。因果の深まりや広がりを抱きながら食という場面を構図の中心にとり前後左右の相関を描き自己の理想図を表す事へ及ぶ。無限的な性格を持つ対象にどんな観点を形成して感覚や心理の体験を観念と実感するか、観測者や実務者の感性が示される。こうした末に「これが良い」という基準や標準が生まれ自己の利益感が形成されて他者へも進めたいという心理が発生し「こうするとこういう利益や効用が得られるよ。それにはこうした費用が要るよ。」という論理が起こる。各種各様の個々人が何某かへの利益を感じ体験を提供するか、協働的に味わうなど個別性や共通的な価値が生まれて自立と協働の共生へ及び社会生活の向上へ連なる。こうした文脈がプラス創造型の利益を作る基調を表し経験から新たな正負の気づきが起こって基準や標準が改訂されて理想像が変化する。質の形成と量の展開を持ち質の改善や改良、改革という変化の程度を持ち厚みある知見が形成され専門家という特殊領域が生まれる。感覚的質感の強い特定的生産性から対象範囲の広がりある抽象性の観念が生まれて経済とは、政治とは、教育とは、社会とは、人間とは、自然とは等々の領域感覚が作られる。対象に何を関心の中心にとり背景にはどんな事柄の相関を抱くか構図が作られ体系化される。言葉から概念、法則性、理論体系、ビジョン、世界観等という観念像が生まれ感覚的質感の直接間接の相関図と及ばせて纏まりある事象を掴む観点が作られる。要素と要素関係、因果の実感、一過性から反復性というようにある事柄の利益を感じ持続的な充足へ及ばせる再生産の方式へ探求が進み持続的利益を得る創造性へ及ぶ。エネルギーの相互的な作用によって自己と外界の持続性へ連なる。奪う事や盗み、採取という一過性から相互生産性に安定した利益を作る道筋が起こる。畏敬の念という生命への重さを抱き生存へのエネルギーが生じて自他のより良い生命の存続へ向けて熱を投じ利益と利益を掴む生産事物や生態系が生まれる。科学技術への知見が重なり或いは人間側の感性の成熟性が生まれ正負の体験を抱きながら真に正しいという利益概念へ及ぶ。確たる見解が生まれ人々を魅了し強いエネルギー源へ至り特定領域や人間世界を牽引する。文化、文明へのビジョンと描き出される。本書によって正しい人間が作られる。
2)健全な相互協働活動
こうした見解の成熟性によって生産者の程度が測定される。個別特定の立ち位置をもって領域観とその内外の相関図を表し、利害関係者への利益を提起して「何をやるのか、その効果は、必要なコストは」という点が整理される。外界の能力不足ばかりを指摘し自己の生産性の体系が不十分であると外界への過度な依存症と見做され費用ばかりを求め効果の弱い生産性や物理依存の搾取体質が露になり、一方向性の強い肥満な坊ちゃん体質などの感受性の中身と能力が浮き彫りになり人間性が掴みだされる。こうした点から良質な人間性を作り上げる型式や方法を表す事へ及びます。
提案の基本的な方式は、「何をやる。どういう効用がある。これだけ負担してくれ。」という基軸の論理が見えて、権利義務の相互性を持つ協働活動へ及ぶ。政治などに見られる政策の提示は、「何をやる。」は見えるものの、「負担をしろ」という面が提示されず、提案としての体をなさない。投資と効果の図式にないと真面な生産活動としての基準と誤差の関係が測定できずに曖昧なまま本気で作り上げる意識の弱い責任回避のいくらでもできる表現が生まれ民間の市場作用と同質の需給関係へ及ばない。対象範囲の提案という所から示し、対象範囲内の投資と効用の基本式を集約し内実を詳細に示す過程において基準と誤差を測定するだけの要件が揃う。こうした提案や生産の主要なポイントが抑えられて曖昧なクレームなども減少し起案者の責任ある態度が現れる。クレームや評論への程度が悪い等という以前に、主導的な立場においては測定可能な基準と検証の構図を示して利害関係者への権利義務を合わせて表し一方向性のエネルギーの投入にはない相互的な協働性が描かれる。対象範囲の広さや生産性の内容によって提起の仕方も複雑化し予測可能性が下がる因果に及ぶものの、それに相応しい表現の表し方は作られるべき範囲になり、これを欠くと全く基準が見えずに相互的な混乱が止まない。発案する側の責務の範疇を指し少なくとも最低下限の基準と誤差を測定できる表現において緊張ある相互性へ及び、一方向の責任を強める態度が改まる。抽象的観念と感覚的質感に及ぶ実感点を、出来る限り示す努力が生まれて生産性の測定へ及ぶ。この基本計画と中間的定期性の進捗と報告と検証の規則性が描かれて、見通しを持った協働活動の計画性が起こり、特殊事象への右往左往の少ない落ち着きある協働活動が展開される。全体の利益からみて優先度の低い事象について過度な評価感覚を起こす事のない進行を意図するならばマスタープランと実施の定期観測と報告の基軸的な筋道を含めて提起してより良い相互的協働活動が生まれる。
| 何をやる | 負担 | ||||
| 大目標 | 中目標 | 小目標 | 税負担 | 市場 | |
| 定性
表現 |
幸福観
世界観 |
経済の目的
政治の目的 教育の目的 |
個別
重点 施策 |
消費税
所得税 資産税 |
|
| 定量
指標 |
GNP | 数値
目標 |
|||
5年、3年、1年、四半期というある程度の区切りが設けられ、目標の配列を構成して、然るべきときに投資と効用、収支の明細を表して基準と誤差を確認し場合によっては軌道修正を図り、相互の納得性や明瞭性、透明性へ及んで信頼性の醸成へ連なる。これらを分かり易く相互の共通理解と認識へ及ばせる作為が進められて健全な協働生産が生まれる。堂々とした正攻法の軌道に寄らないと歪んだ手法を用いて相互信頼を下落させる。本書の主要な生産の対象は幸福感や世界観の形成を指します。