「あいつのせいで悪くなった」という人への恨み辛みが現れる。過去の事象へ対しての検証の一種を指し原因と結果への実感が起こり、良くない結果と原因への確信から一つの総括的な判断が生まれる。それへの適当な対処をもって一応の区切りをつけ、いつまでも過去への負を引きずらない建設的な利益を作る力へと回り正の循環が進む。
失敗事象の特定と反省から原因への追究が起こり誤りへの原因を把握して、二度と失敗を生まない理論が作られ理論と実践の動きが生まれる。被害者と加害者という直観的な構造が起こり両者の対立的な心象による責めを求める態度を表し明らかな一方向的な過失と見られる事象から、相互的な原因による負の発生という割合感覚の精緻な認識へ及び、その程度の実感から適当な被害と加害への統合的概念へ至る。
万人共通性の因果的基盤を根源にして次第に個別的要素と共通性の事柄へと分けられ、直接的な実感と間接性の因果などへと、実感の抱き方が現れ、関与の度合いの認識が起こり利害の程度への認識と及ぶ。過去への清算と未来型の利益構築という意識の向け方が生まれ事象へ対する利害の実感と関与の程度から過去か未来かへと意識が向かう。
事象の善悪への程度の認識から何かの取引で賄える事柄と修復不能な事柄という性格の違いも現れ事象の類型と善悪の程度が序列化される。これへの対処や予防策として絶対性の強い悪性事象への認識と有効な制約が作られる。生物物理的な実感と有効なハード的な方法とそれを表すソフト的な論理が描かれる。過去事象への有効な対処策が見つからない。プラス型の利益を作る発想へ転じて少しでも被害の広がりを防ぎプラスを作る創造性を投じる。等。
例えば、「火災を発生させ、人命を失う」という事象に対して、火元の原因と加害者が特定され、生まれた被害として自己の家屋の喪失と身内の生命を失ったこと、隣家への被害の発生等々が特定される。それへ対する適当な被害への賠償額の算定と執行が図られ直接的な対処が生まれる。関連する法規との兼ね合いから、妥当な基準と適用をとり、民事上と刑事上、行政上の処分が図られる。そして二次的な段階として加害者の行為原則が作り出される。或いは隣人からの要望などが示される。更に、火災への専門的知見から火災予防装置というハードの機器による事前予防の対策とこれを義務付ける法規の制定など生まれ有効な創造策が講じられる。自己基準と他者の基準、行政からの基準などが生まれ履行する活動へ及ぶ。
| 理想
概念 |
過去事象への対処 | ||
| 個別事象の
特定 |
個別事象への
評価 |
方法の
構築と実践 |
|
| 各種
知見 志向性 思想
|
事象の特定
因果関係の特定
|
利害関係者の特定
利益と被害の特定 |
損失への対処、
利益への対価 改善策の構築と実施 |
| 未来型の創造性 | |||
| 代替可能な提案、代替不能、 | |||
こうした過程で、人間性や物理的機器への効用や自然現象の実感が露になり因果の実感へ対する異同が現れ、どんな理想概念と実際の感覚を示すかの認識が生まれて検証と効用などの実感が鮮明化される。頭で思い描く観念と実際的な場面で起こる実感が生まれて真実や真相を掴み実態が把握される。生活者や消費者、生産者の性格を表し予めの行為や能力を算定し外界へ明示して効用と検証をもって持続的需給へ及び市場が生まれる。
| 自然 | 人間 | 道具 | |
| 概念 | |||
| 実感 |
こうした結果、クズや健全という人への心象や物への実感や自然の理解が起こり概念と実感に及んで生きた知恵が作られる。健康な感受性を根に自然や道具や人との交わりを持ち、大本になる人間像という理想概念の探求が進められ、評価感覚を起こすと共に有るべき適正を探し作る事へ及ぶ。クズとは失敗への認識も生まれず反省をせず、同じ不快を作る人間を言い、それに適する対処や施策をもって下限事象を減少させプラス性事象を弱めず強める事において、人間の理想を下落させず向上させる事になる。適当な人間像がこれらの羅針盤に連なる。人間像のない経済や政治は根なし草と及んで善悪の判断にも及ばない。