利益概念の吟味と健全な行動規範の強化

全体の利益か、個別の利益かという点から、いずれの判断を下すべきかの選択に狭まれることがある。普通の感覚でいえば、個別よりも全体にとってプラスになる判断を下すのが、物理的な感覚による方程式を指し、経済合理性という言葉の直接的な意味に相当し、全体の利益を優先する事へ及ぶ。しかし、これだけでは思慮の浅い範囲になり利益の性質を吟味する観点が加えられる。ここから人間観等の形成が影響し人間にとって何が重要か短期的な物理性のみならず根本的な視点を深めて利益の序列を構成する事になる。基礎的な躾に当たる事柄が人間の根本的な性質面に相当し、盗みや詐欺や暴行を生まない事ということから下限的な価値が取り上げられる。これに及ぶ原因や二次的悪性の広がりが予測され反復的な規則性を抽出し因果関係を把握の上に、二次的な視点が生まれる。更に三次四次という相関を浮かべながら連鎖性が抑えられて、基軸の骨組みが浮かび上がる。

悪性事象
戦争

テロ

盗みや詐欺や暴行

経済低迷

自然災害

エネルギー循環の不公正

物理依存症

こうした観点から、個別事案の問題の性格が掴みだされて、人間の適正像から見て根の深い事柄は、個別事象にあっても全体への大きな影響に及ぶと特定されて重要な関心を持ち、当事者的な意識の下に取り扱う事へ及ぶ。長期的に見る全体への利益か不利益かの判断をもって、人間の適正を崩す事のない深刻な対処を図る事に適正が生まれる。構造上の欠陥やシステム的な面での不合理性や人間の根源的な性質の劣化という範疇に及べば、個別的な事案も大きくクローズアップして事柄に立ち会い全体への利益を作る事に価値が生まれる。私的な利益の範囲を超えて普遍的な価値という万人性の関心に及ぶ事は、堂々と公に開いて真相を明かし対峙する態度に適正が生まれる。寧ろ、問題を伏せ二次三次と同質的な事象が起こる事が予測され歯止めになるエネルギーを注ぐことに価値が現れる。抜本的な改良へ及ぶ事から齎される利益は計り知れない。社会には様々な人々がおり良質な感性から腐りの酷い性質まで多種多彩に実在する。特異な悪性と関わったら無視できず運命と思って対峙し、良好な力を注ぐ態度に真っ当な判断が生まれ個別性を超え全体の利益へ及ぶ。単純物性の感度が進むほどに偏狭な利益概念に染まり、物事の重層性や長期的観点を喪失して短絡な判断を生む傾向と映り、大きな勢力に流され楽な方へ及ぶ事に対して、文化や哲学の取り方が適正を齎せる。いい所ばかりをとるようでは醜態や悪性になり、リスクをもってリターンを得る堂々とした行為規範が強化されてクズが減少する。クズに過剰な報酬を与える事なくクズにはクズに相応しい配置が生まれる。見えづらい社会への貢献や利益の生産を賢明な生活者は見落とすことなく取り上げて、その働きに報いるエネルギーを与える循環に及んで意義ある行動規範が強化されて人間の価値の下落の予防や価値が向上する。インターネットによる情報の広がりを良い力と及ばせて、見えづらい物事の真相が明瞭化して正常なエネルギー循環の加速へ及ぶ。