2)健康な生命観の維持と向上
統治にはその範囲の事柄を適正に管理する事において内外からの正当な心象が与えられる。土地や海や空という天然資源に範囲を設けて独占的に支配するには自然環境への健全な関わりをもって一時の願望に寄らず後世へ向けて良質な状態を引き渡す意識が備わり持続的な人間生活を繋ぐことへ及ぶ。ただ欲張って広い面積を望んで有効な資源の活用に及ばず適正な管理が滞るようでは過剰な欲望と自然環境への無責任な態度を表し、自然や後世やその他の人々へ対して健全な感受性を抱きとられる態度とは見做されない。過剰な支配欲と至ればその力んだ態度を改め他の人に譲り生命をよりよく生かす発想へと及んで遊休資源や余剰資源を作らない発想が適正な態度と映る。統治の範囲はこうした原理をもって固定化されずに動的適正に即して変容させて自然と社会の良好な関係が生まれる。このような相関を根本感性と抱く態度が人と人との相関へ反映し社会秩序の土台が形成される。頂いたエネルギーを適正に用いエネルギーを産出する循環へ及んで自然な生態系が促進される。既に多くを持つのに有効に使わず更に他の物を欲しがる態度に生命観への重みを有さない粗雑な感性の醜態を見せられ、ここに根本的な人間性の劣化が映し出される。過剰なストックで利益を作らない創造性の弱まるフローの適正を欠いた肥満症と特定され正よりも負の影響を及ばせる。以上は、古くから社会の根本的な道理を示す因果応報等の自然律の具体的な現象面を指し生は滅を伴うという因縁生起の感性へ及んで適正な生を作るエネルギーへ転化して良好な人間性が宿される。
6)感受性と方法
健全な感受性が健全な能力を作る力へ連鎖する。人への健全な思いが適当な技術力の向上へ及び過剰でも不足でもない技術の向上と活用の制御性を生み出す。自己への過剰な欲求や他者への過剰な奉仕にもなく適当な脅威と恵みを感じ自他にとって良好な成長を意図する発想に良好な感受性や情愛が生まれる。溺愛のような感性は相手を思う感性とは少々異質であり長く良好な耐久力を作る事へと意識が注がれて過度な甘やかしの作法が控えられ自ら生産性を高める意識へ及んで良好な性質が備わり自立と協働の適正を生む。この直接的な観点と間接性の因果を見据えて構造的な問題などへと思索が進み直接間接の適正化という大局的な観点が起こる。局所的な面と構造と長きに渡る性質面をもって無理な力みに寄らない有用な創造へ連なり真価を遂げる。実現への執着が真に物事を成就させる納得性の高まる質の良い研究や活動へ及び一過性の対処策に留まらず根本的な解決へ及ぶ真理の探究に真なる感性が宿る。自己の側の不足を感じずに逃げた発想で場当たり的な施策を投じて満足される欲求は外界の利益よりも自己の側に重きを置く心理と浮かびます。逃げ癖の慢性化は、根元を弱め常識感覚に及んで自己を肯定して体質化され自己慰めの利己性と映し出される。自己で賄える範囲を適度に掴み自己にない力との協働に及ばせ、理念に相応する体制と実施で実現への軌道が進行する。自己と同じ能力を求める発想や、自己と異なる能力への尊重の弱さは意図するビジョンが曖昧でただ管理の欲求から画一化させ序列をつけて統治する事や、酷くなると何でも自己が作ったもののように盗んで使うようになり歪な欲求を目的にされる態度と映り根元の欠陥とも見做されかねない。物理性や権力が先んじて創造性が弱まると管理欲ばかりが際立ち、先行した判断に現れる。「どうあるから、何をしたい、こうすべきだ」というビジョンが生まれず、「ただ、支配したい」という願望からは中身が作られず自己生存の願望過多の態度と映り利他を作る意思の弱い健康性とは乖離し感受性の実態が現れる。「愛国心を持とう」等と声高に叫ぶ輩がしばしば現れる。「誰だ、お宅は」というのが率直な心象であり感覚的な質感から抽象的なビジョンへ連ならないと、どんな利益や効用、意義を意図するのか不明瞭であり、ただ単に何か優位な立場を志向して指図する態度に映ると強い違和感や拒否反応が生じる。或いは物理性の即効的な訴求を強める生産性も外界への利益を遂げる態度とは離れ供給理論の歪んだ生産者と映し出される。外界へ良好な効用を与え共感へ至って起案者と参画者との協働的な利益を実現する持続的な軌道が生まれて健全な相互性に及ぶ。わけのわからない管理欲求や物理志向は病気とも映りかねず物理依存が激しく健全な心理が伝わらない。妙な理屈をこねて優位性を意図する役人的な態度や、盗みや詐欺という手法に節操を欠く行為は歪んだ感性が露になる。権力欲の強い上昇志向と改善志向は似て非なるものを指し比較的容易に区分される。マスごみやその周辺で集る芸人や一部の歪みの酷い政治家や単細胞の財界人という類は健康な精神性に疑念が起こり、各種クレームと起こって良質性を前面に出現する力がスムーズに流れて適正な軌道が進行する。