国民の利益と人間の利益という対象範囲の広がりが起こる。地球という同一基盤に人々の意思で線引きをして、領土や領海領空という統治範囲が決められる。自然現象が基盤的な因果と繋がり、人工的な利益を意図して心理現象が図られる。こうした中で、国民と国民以外という制度上の区分と人間という自然現象で見る区分が生まれ、前者で規定した事柄と後者との相関を伺いながら、国民との利益と人間の利益という概念をもって、持続的生存と繁栄へ連なる方法を導く事が求められる。
国益ばかりに固執して人間の利益を喪失しては最上の理念を叶える方法へ及ばず、後者の点を踏まえて前者の立場を作る発想が求められる。国家という主体性の意思に、こうした要素が含まれて、他国の人々の利益を包含して自国の利益を追求する態度が求められ平和主義なる方針が設けられる。国境を超えた経済的交流の実態などが抑えられ、自他との適当な相関を導き、制度や法規、条約などが作られる。自然現象による他地域との相関と共に心理現象から生まれる外へ開く部分と中の循環を保つ部分とを鑑みて、利益概念と中身を作り利益を充足する方法が生み出される。こうした大局的な観点をもって、社会システムの実情を浮かび上がらせ、国境という限定に寄らない実際上の相関を浮かべシステムの最良性を遂げる事へ及ぶ。自然現象と心理現象という観点から自然と人間の適正な相関を作る道筋が描かれて健全な主体性が作り出される。政治という立場においては、しばしば国益への執着が高まり、他国との軋轢を深める事へ対して国民という概念ばかりに寄らない人間の利益という立場からの最良性を引き出す研究が進められて、教育や文化という領域からの知見を作り調和を見出す相互協働関係が生まれる。こうした要素を含み思想的な立場を形成する事へ及ぶ。偏狭な感覚が強まるほどに社会現象ばかりへ意識が向かい歪な欲求や方法を投じられる。自然現象との関わりが弱まる事から人間の適正が崩れ、恥ずかしい、ちいちゃい人間が生まれる。