1)社会ビジョンと実践的創造
町内会の集いでは、様々な身近な生活から不満や満足の意見を聞く事になり生きた勉強の機会になる。ある年配のおばさんは、「同時に同じ場所に暮らす事になると、近所の付き合いもうまくいくのよ」等と述べられた。10棟程度の建売住宅の一つを求め居住されたようです。これが、古くから住んでいる人と新しく入ってきた人との間で、先人は古いしきたりを求め、後発は妙な慣習に従いたくないという意見のずれを生む。又は、集団で団結して同じような仕組みを協調したいという感性と、個々人が好きにできる範囲を広げ、共通性はごく限定でありたいという個と集団の志向性の相違が生まれる。つまり、時間軸による相違と、個と集団という空間的組織的な軸による相違という二つの大きな基軸による志向性が現れ、二極的な大別の感性やグループが生まれる。このような身近に見る社会関係の形成が皮膚感覚に実感される思想形成の根元に相当しある学者が謳われる自由主義や社会主義という抽象概念の根本的な観点として浮かび上がる。肌身を通して社会関係の実感を浮かべながら、読み物などで示される概念の中身を吟味する尺度が起こり、同じ抽象概念であっても人によって吸収の深みが異なり、頭だけの理解と体を通した理解には差が生まれる。「ゼロベースから物事を組み立てる」等としばしば言われる。まさしく体と頭の検証や実感に到達して無から有を形成する事を指し、根本原理を抑えて言葉を丁寧に作り上げる事において、地に着く質感が生まれる。妙に空っぽの権威的なものに振り回される体質に及ぶと概念ばかりが先走り根本性を紐解かずに、言葉が躍り妙な知ったかぶりの態度に醜さが映し出される。欲望過多で人を支配したいという欲求があからさまに伝わり人間性への不信が高められる。これらは頭と体という面に対して、感受性や心や欲求の抱き方を実感する焦点を指し、空回り的な概念を羅列的に並べる論理表現には妙な欲望過多で過剰な力を抱え、責任が満たされないという風に映し出される。縦割りの概念で区切られ、要素と要素が分断し繋がりがよく掴み出されず、並列と重層の構成がしっくりこない体系で全体が構成され違和感が所々に強く起こりよく整理されていない表現が示される。人との生身の交流により感受性を肌身に通して快不快感を抱きより深く対象を考察し体で実感を高めるほどに対象の有機的な相関へと到達して飛躍的な序列感覚に及ばない全体構成が現れ然るべき過程を通って作られた表現である事が伝わる。多くの人が通る工程を普通に通り多くの人が感じる不快や快適感覚を経ながら、良く相互的な理解へも及んで抽象性の概念から浮かぶイメージも揃い高度な対話へ発展する。変に空回り的なプライドが強くて頭でっかちであると分断性の強い構図を多発する。昨日今日で急激に成長するようなことはなく、真摯に対象と対峙して心を感じながら頭と体を動かす日々の積み重ねによって等身大の姿が現れ隠しようのない人間性が表される。妙に背伸びをすることもなく未熟な部分を誤魔化す姿にもかえって不信感を強め、ありのままの態度で感性を表し人々との真摯な交流によって学びや反省を繰り返す成長の軌道に健全性が伝わる。「なりすましや、水増し」などの手法によって人々を欺く行為は根本的な性格への疑念が深められ妙な欲求過多の性格が明瞭に察知される。ちょろまかし癖による糧の入手を習慣とする性質は鮮明に伝わり信頼を得る事には及ばない。対象との敵対的な感性が自然に表れ意図的に距離をもって支配をしたいという志向性が見え隠れする。頭に偏って性格を作り上げるほどにこの手の人間が生まれ怠け者や感受性の痩せ細りや貧祖さと認識される。盗みや詐欺を常態して物理性を適正に制御できない心理的な破綻に及ぶ事のない健全な人間形成ビジョンが示されて不健康な精神や肉体を矯正する尺度と作用する。そして、大きな利益を追求して行われる大義を持つ挑戦や変化の軌道をもって、個々の動物的な衝突を乗り越える健全な力の投入という発想が強められ、小さなエゴへの拘りを超える根源性を携えた外向きの力が働いて良好な動態が生み出される。小粒な性質が、要路に居座るほどに自己の面子へばかり執着して内向きの性格に留まり、持続的安定と成長の活力ある世界を妨げられる。集団の主導者の感性が広く常識感覚へ反映され、物事の善し悪しや判断へ及んでインフラ的に配され二次三次の事物に影響する。根元の健全性に価値の土台が生まれ、それを起点に大きく利益を追求する創造的破壊において、有機体のダイナミックな躍動の図式が起こされる。これらの事を勘案しながら社会システムという大きな影響力を主導する立場を選定する事に万人的な意識が強められて良質な土台をみんなで作り、大きなビジョンへ向けた挑戦において緊張と緩和の適正へ連なる。社会ビジョンと実践的な工程が以上のように浮かびます。正々堂々と内股に寄らない健全な気質に持続的再生産を叶える文化の源泉が映し出される。「未来志向や挑戦」等という言葉をお飾り的に用いて、中身への吟味や思慮が弱いと、ちぐはぐした矛盾や醜態を見せられる。一過的自己宣伝のキャッチコピーはすぐにメッキが剥がれる。