人間の基本となる動態は、感受性が湧き物理性の探究へ深まり、感受性を充足する方法が編み出される。感受性は対象への喜怒哀楽感を指し、この強弱から対象の生物物理的な仕組みや感受性の起こる仕組みへの探究が深まり、プラス性の感受性を起こるように物理的な操作性を投じるか、マイナス性の感受性に成るように物理的操作を図るかという方法が投じられる。つまり、対象への憎悪感や好印象という過去の歴史から作り出される心象が生まれプラスやマイナスのエネルギーが向けられる。善意型のプラス性を起こしたいという感受性からは、上述のようにあるがままの客観的な動態への探究が深まり、プラスの増進する方法やマイナスを減少する方法への作為が生まれる。
「○○反対」という集約表現に及ぶには、○○という事象に対する因果の客観的な把握を下に○○が生じる因果が掴みだされ、反対という意思を遂げる為の有効な方法を考案して投じる反応が現れる。反対という強い意志を主張するにおいては、こうした過程へと進められて意思を遂げる行為へと発展する事に感受性と感覚と頭脳の健全な働きが映し出される。直感的な意思を表す事と、実際的な意思を遂げる次元で区分され、感受性の質実の程度によって深い思索が図られ、相手方の探究から先々が予見され、マイナスへの有用な方法を取るか、プラスには特段の手立てを考える事には及ばない。
このような人間の心理と物理的性格の因果関係の分析が生まれ、相関性の実感に異同や程度差が生まれる事に思われます。多くの感覚と観念と感受性の有機的な規則性を持つ生産者に在っては上述のような実感の取り方を標準にする事と考えます。この標準の一般則に対して、個別具体的な事象を適用して法則性に照らした反応を作り上げるという筋道が描き出される。この標準感覚と違うか、或いは、前提となる対象への憎悪意識や好印象という思いから標準的な動態に及ばないか等々の分析が進められる。
意見の違いという事象の分析は、人間の常態的な生産の規則性を下に、標準的な感性や発想、判断や方法論へ及び、刺激と反応と刺激という相関性を浮かび上がらせ、適当や異常という判断が生まれる。健全な生産者像と大分離れた需給関係を持つ生産者といった区分が生まれ、各種の感覚の相違と現れる事に、異質な感性に対して多数派の健全像への基調を落とさない作為が進められて、不快な反応の是正に及ばせる対処や予防の施策が生まれる。
盗みや詐欺という性質を多分に含むような生産者への嫌悪感が現れ、適正な生産作法の標準を強調して違いへの自覚を促し常識へと修正させる自然な反応が投じられる。このような知見が教育プログラムの形成へ反映され、適正な人間像を意識的か無意識のうちに想定した教育内容が創り上げられる。歪な人間性への不快感という感受性を根に、ありのままの現況を掴み適正且つ有効な方法を投じる活動と現れる。
以上のような論理が未来志向の創造性を指し、過去の正負の感情から少しでもプラスを増進させる為の有効な型枠を理論と描き具体化させる過程と現れる。科学技術と生活スタイルの状態から人間の基本的な感受性と感覚と観念の現れ方への変容を掴み、酷く悪性の方向に行かぬよう原因を掴んでスタイルを改め、健康な発想を基調とする人間性が持続する。今日現れる特異な事件の根本的な原因は生命観の衰弱から生まれ、生身の事象から離れた加工度の高い生産事物との接触が常態化し、生命観の弱まりが進み、安易な発想や異質な行為を生み出す。これまでにないような手法に及んで、びっくりするような実感と現れる。
リアルな肉体的なぶつかりの程良い体験等を経る事が、急激な殺傷等という行為へ及ばない皮膚感を高め、感受性の実際的な形成へと反映される。頭へ偏した交流が過ぎ体の交流が弱まると過度に物性に依存した手法を用い、或いは当事者性を見せない間接的な手法を多用する歪な性格が深められる。
こうした事態に対して「馬鹿に刃物を持たせるな」という言葉が有効な施策と集約され、しばしば、祖父が口癖とされておりました。現代に通じる確たる原理と描かれます。馬鹿の自覚の弱さに対して健全な人々による適正な指摘を強める健全化への道が浮かびます。暴力をそのまま肯定する人は少数に思われますが、陰湿性の回避や急激な反応の予防という意味から適度に肉体的な衝突を起こす事の有意性が謳われます。