活用していながら、事実を知らないとする感覚と心理の分断した感性に、不健康な精神状態が映し出される。存在を知らずに活用する状態はあり得ず事実を認めず欲望を遂げようとする生産は、生産主体の性質へ焦点を及ばせ、生産事物のみならず作る過程の良質性が問われて中長期の信用を備えた一過的な利得行為とは異なる社会の持続的協働や共生を実践されて健全性が作られる。
基盤的性質の善し悪しが根底に配され、特定事物と対象者という構造が生まれ、更に中長期という安定と向上の持続の周期を望むという性質面へ着目が及んで、総合的な評価を形成するに至って、効用と影響を鑑みて真に良質な効用を生みだす活動像が生まれる。共生性を抱き、自他の健康な関係の規範が生まれる。下限的不快事象が集約され明瞭な法規と固め発生を防ぐソフトとハードのインフラが整えられる。盗みや詐欺、暴力という手段に寄らず、生産事物を作り他者のニーズを満たして適正な再生産の規則性を作り上げる事が社会生活の基軸的な焦点と浮かべられる。
自然形成的な力の蓄積や人口的な制度上における大きな権限と責任が形成され動的変容の過程が生まれる中に在っても、基盤的な感性は変える事無く、寧ろ力が大きくなるほどに影響力に等しい基準を課して対応する事に於いて外界との適正調和が生まれる。この社会との良好性を意図する発想が健全な成長の軌道を表し力を利己性へばかり向けて用いる事に流れると、基盤的な感性は崩壊し効果よりも負の影響が増してゆく。
以上のような倫理道徳面を根にした生産概念を持って心理面と物性との良好な関係が生まれ、健康な精神と肉体の絡み合う有機体が描き出される。健康や健全という感覚を変えずに、諸条件の変容への対応を図る構図と示され、その実践に於いて正常な自他との客観認識が導出され自他の生産への尊重心が現れる。過度に自己に有利な判断に寄らず、普遍的な図面を下に自他を配置して適正な感覚を示す事が健全な調和の作法と示される。
抽象的な観念で普遍的な原理が作られ個別事象との相関を如何に解釈するかの異同感覚に焦点が絞られる。総論は概ね同意が生まれ、個別事実の特定と総論との兼ね合いを実感と表し、自他の論理が展開され、同質性を見るか、違いが激しいか、そして第三者という立場による見解等が加えられ適正が導出される。当事者による合意が基本と成り、どうしても調和が見出せずに、酷く対立が深まるような事態が予測されれば、広く第三者の力を借りて和解を取りつける方法が生まれる。二者間であまりに一方的な欲望を片方が表され、とてもまともな感性に無いと見れば広く一般性を基準尺度にして歪みの加減を客観化し一方向的な感性の是正を働かせ均衡的調和が作られる。物理的な力の格差からこの歪性が広がる事には、健全な社会構造やシステムと離れた性質が深まり物性と理性の適正が破壊され長期に見る人間の良好性を喪失させる。これに及ばせない施策が文化政策を指し、基準論理の創造へと力が投じられる。
個々人の非力性を補う構造上の適正への観点やより広いシステムの適正という多層の視点を設けて適正を導く操作が生まれる。
物性に従属的な性質が大きな力を備えると利用の適正を欠いた作法が進み、箍の嵌まらない無法地帯が作られる。個人的な成長過程から一定の健全性を備えさせる社会的な要望が生まれ、教育や地域の秩序の面から極端な物性に寄った性質を作らない長い視点で見る制御策が描き出されて実効力が図られる。このような適正化策に於いてはテクニカルの知見というよりも生身の所与的感性が事象の性格を付け、適当な強弱感を示す能力を作る事からも、皮膚感の健全性が基準の柱になって各種の細分化した基準と適用が果たされる。事象を感じ取る美感や美感の内実の描き方という根本的な感性が土台に成り標準が生まれ制御に反映される。物性の制御能力が著しく劣ると歪な成長や対立を深め、先々の消滅という道筋が予見される。この軌道に持続的な安定と成長は浮かべられず適正な感度を持って異質性の拡大への対処が図られて健全な人間社会が作られる。
人間の根本的な欠陥と見られる性質には、深刻な感度を持って多層の観点から対応する事が欠かせず、野放しにする事無く、長期性の利益に重心を取った判断に、正解が生まれる。
健全性の実現
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