1)普遍と不変性の探究と提起

短期的な活動の想定では、物的力や突発性の発想で秩序が作られる。型枠が安定せず兎に角目立つ事という発想により手法に節操がなく、やったもの勝ちといった状態が作られる。技術の幅が広く、一律的な型枠に納めづらい創造世界にみられる秩序と浮かび上がる。技術力と政治的な力の混在した中で群雄割拠し、自由な活力という側面と不安定さというマイナス面を併せ持ちながら、どこかで一定の健全な秩序を見出し暗黙的な規律やフォーマルな手続きを設ける等の思索が進められる。

領域を牽引する立場から様々な安定化策という内容が提起され、過度な画一性へは反発が生まれ程良い同一性を見出す事に及ぶ。領域外の力を用いて主導的な立場を作る発想によると、同業者としての仲間意識が割れ純粋な技術の向上と異なる変数が加えられ不満要素が生まれる。内部の中核的な支柱と外部の評価という構造において、仲間内での支持を先んじ供給者論理を固めるか、外部関係者による評価の程度を重んじるか、両面が交錯しながら基準となる型枠が浮かび上がる。利害関係の程度から関与の違いや意見の重みに序列が出来、深く腰を据えて領域を担う意識や行為においてエネルギーの投じ方に反映されあれもこれもの立場を取ると意見に重みが備わらない。エネルギー投入と受容の相関を示し欲望と力と責任という尺度と領域という限定性で表される。領域の規範と領域の近辺にある規範、更にこれらを含んだ分母という領域の広がりが浮かべられ多段的な構造で規範の重層的な仕組みが現れる。別の観点で言うと供給者論理、消費者論理、両者を含む生活者論理ともいう区分けで示され、更には万人的という分母を想定した規範等へと思索が進められる。分母に厚みある納得性が備えられると根本的な感性の上に個々の自由度が形成される。個別性を統合化する流れを指し統合から分散という流れの周期で大別される。個々人の力が大きくなり共通的な領域を各人の自由裁量で創り上げたいという発想と在る程度共通領域が不動的に落ち着きその中での個々の裁量を望む発想とが混在しこれらの基盤に根源的な不動性の感性が配され短期や中長期という時間軸を下に時々の変化率で個別と共通と根源といった区分が浮かべられる。領域という空間と周期という時間の概念が根底のフレームに成り在る観点という型枠が設けられ領域観が創り出され内部と外部という区切り等が感じられ関与の程度と関係者の種類が浮かべられる。未来ビジョンの設け方が領域観をつくる動力を指し過去からの価値が確認され不動的な面と変動を求める志向と外部からの影響と外部への影響力の想定から未来の想定が描かれそれへ向けた力として内部の領域観や体制等が描かれる。時空を超えて且つ万人的分母を想定の上に作られる内外区分の弱いビジョンが普遍的原理という根本性の価値を指しこれへの探究と提起に当たるのが健全性概念となり厚みある基盤の形成によって各種領域の安定と繁栄へ資すると考えます。以上が本書における創造の観点や性格を表し広く万人的な未来ビジョンを提案するものです。各領域において様々な問題を抱かれ解決の方途を求められる事に思われます。何がしかの有益が生まれると幸いです。