健全性の維持と増進
独立的主体性という概念は自らの意思で物事を決められる部分を持ち一定の不動的かつ健全な理念を備え、悪性の他者との同化に及ばない持続的良質性への道筋を志向する性格と伺えます。健全な理念という内実に、物理性への過度な依存や物理性の利己的な活用への制約や他者の真なる利益に連なる用い方等の面が備えられる。これに反する歪な性質の物性の利用や依存に嵌まり、その状態から抜け出せず外界へ悪性を働き同化するスパイラルに陥る事のない線が引かれ、安易な物性依存に寄らず過剰な資源を受けず、自己の適正感覚を見据えて制御を果たせる健全な感性を持つ自律的主体性に健康な精神の実感が生まれる。こうした人間性の維持と向上といった理念を備え、展開する事に於いて良好な独立的主体性が叶えられる。自らの制約としながら、異なる感性を備える他者へ一定の距離を持ち、実害の予兆が生じれば適正な構えを作り健全性を維持する手法を投じる事に於いてビジョンに留まらない実際的な健全性が実現する。理念は変わらず現況へ対峙し適正な手法を投じる規則性において実態的な軌道が作られる。受動的な構えに在っては健全性が叶えられず軸をもって適正な手法を投じて独立的主体性が作られる。他者からの過分な評価や過剰な資源を安易に受け取り従属的な支配関係に及ぶ事無く、悪性の発想や手法に一定の距離を持ち制御を果たす自立が要り、独立的意思の壊れた関係性に進んで悪性の同化に陥り正常な感性の見極めを喪失し負の力を常態的に投じる堕落の道が想定される。筋肉質な感性による自己の客観評価と離れ、自己に甘い肥満な感性による自律の喪失によって力へ従属した独立的な意思の弱い不健全な主体性が創り上げられる。体質や感性と浸透し慢性的な皮膚感覚が作られ、健全な欲望と力と責任の均衡感覚を見失い犯罪への感覚も弱まって、外界への利益より悪影響を作る搾取的、略奪的な手法による生産を備えられる。自他との適度な需給構造を持ち確かな効用の提供者という実感と適正な対価を測定できる規則性によって健全な自信を積み上げ適正感覚が作られる。これと離れた過剰な欲望が適正感覚を狂わせ歪な力へ従属し抜けられない体質を深められる。こうした状態に見られる現象がしばしば映し出される。文化論という長期的観点から人間像に健全性概念を中心にした原理が創り出される。自己の客観評価を定期的に掴む習慣の持続した規則性から横道に逸れた感性への深まりを回避し基軸の太い良質な道筋を外さずに着実な歩みをもった人間性が創り出される。こうした理想に長期の持続的安定と成長の道筋が現れ、現況との真摯な対峙に於いてプラスは増進、マイナスは減少の変わらない判断を下せる体質と行為が生まれる。マイナスの想定と予防の施策という面から逃げては理念が堅持されず性質が変容する。この認識に在るのが健全に思われます。物理性への適正な制御が果たされない感性には健康な精神が宿らず物という質感に及ぶ。健全な精神に健全な精神が投じられ健全な人間が創り出される。個々人の局所的な限界を知りミクロやマクロからの健全性への仕組みを創り無理のない制御が果たされる。社会システム上の要路にはこの感性が求められ理念と共に具体的構造化を実現して局所の良質性に及ばせる責務が課せられる。力を備える配置に悪性の発生源が生まれると影響は計りしれず個々人では対処不能な事態を招かれる。こうした想定と要件化を持って性質の見極めと選定にあって直接間接の因果を見据えた包括的な全体観が形成される。本書におきましては、こうした健全像を如何に鮮明化出来るか、多様な観点から描き出します。