文化体系の確立-真なる情緒論

「情緒論に偏して、理性的な表現や態度を欠いた行為は、健全な在り方とは異なる」というような指摘が度々見受けられます。一過的即効性の欲望の表出や、部分的な事象のみ持って直感的な反応を示す態度を指し動物的な単細胞に起こる態度の表し方と解されます。この意味を指して、「情緒的な反応へは嫌悪感が生じる」という見方を成される方々に冒頭のような事象の認識と評価が取られる。そもそも、情緒とは、心理的な欲望を指し、人との良好な感情を意図する根源的な性質であり、共生感情として本能的に備わる人間性と思います。即効的な利益の多くは、生物物理的な欲求と充足に現れ個々人の動物的な性格と備えられる。これを有効に充足するのに他者との協働関係を作り、役割の分業をもって少エネルギーで多くの成果を生み出す仕組みが作られる。そして貢献度に応じて評価し分配に反映させ、公平公正な心理的納得感を充足して一過性でない持続的な人々の協働活動が展開される。こうした大きな利益を求める発想と、感覚的即効性の欲望を求める性質が内在し心理面と生物物理面の良好な割合や相関を創り上げる事が社会生活の中心的な関心と浮かび上がる。安定的な人々の関係に落ち着きある心理的な欲望が満たされる側面と、同時により多くの分配を求めて理に合った手法で資源を獲得するといった安定と相反する面が内在し、この対立的な面に持続的永続性の観点から適正な調和を見出す発想に至り、静と動、滅と生、安定と成長、維持と変化といった矛盾を解決する論理や体系の構築に文化という長期性の原理が配され調和や平和への道筋が描かれる。

これらを言い換えると、大きな欲望と表され人々との良好な情緒的感情を充足する為に乗り越えるべき根源的な課題とされる。つまり、創造性の本質は情緒を根に現れ機械的合理性が構成される。大きな利益を創り上げる事が身近な利益へと到達する。この意味から多くの表現は情緒を指し、大きな情緒を満たす為に冷静な事象の観測や分析へ熱が投じられ、人々の納得感を高める創造への志向に健全な感情が映し出され真の情緒論が繰り広げられる。即ち「情緒論に偏した態度に嫌悪感が生まれる」という真相は、情緒の面が弱く即効的な利己的欲望を求める動物性の態度を指し、ここに問題の認識が生まれ情緒の蘇生や復興へ向けた改善の方途が浮かべられる。これの一つに文化体系論が生み出される。こうした焦点に関心を取り解決の方法を重ねてきたのが人類史とも伺え、先人からの有用な知恵を活かしつつ、後ろに逆戻りさせる事のない漸進的な向上に繋げて、後世へ更に良好な知恵を提供する事がより多くの利益を求める情緒を指し、有限の生命を無限に存続させる欲望となって大きな満足を得られる長期的な性質を万人的に備える根源的な欲望が確認される。これを持って短期的に現れる維持と変化や安定と成長の衝突を乗り越え真なる調和への軌道が浮かび上げられる。

こうした人間の根源的な問いへの解答に文化体系が確立され、大きな破滅を回避する叡智と備えられ幸福感の充足に欠かせない基盤と組みこまれる。専門分業化の進む今日の感性に盤石な根本が備えられセクショナリズムの弊害や個人化による歪性を緩和するのに有効な方法と思います。先達の良心は瞼に刻み込まれ確かに生き続ける。でっかく儲けようではありませんか。

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