表現者の識別

表現者の識別

表現者の表現力や説得力は、確信を掴んだ根拠の程度によって現れ、これが弱いまま同意を求める創造者の姿が度々見られる。受け手の側に判断できるだけの根拠を示す事無く曖昧な根拠や良く整理されていない論理の段階でその場凌ぎの勢いや粗雑な感性の傲慢な性格による態度が生まれる。或いは基本となる論理構成の筋道に適正があり重要管理点がある程度絞り込まれ、詳細は時の裁量に委ねるべきとする想定も生まれる。又は、表現自体が持つ効用の捉え方も様々であり、抑止力を意図して事象発生時に速やかな行為に繋げる明確な意思と体制を事前的に整備する事などが見られる。これは相手方がどうとるか自己の意思と離れた範疇であり恐らくこうであろうという予測を下にした方法論を指し示す。過去の規則性から未来の予測が起こり、それに相応しい方法を講じる一連の発想の中で表現が生まれ、言葉による対処や体系立てられた論理や、体制という実効力の伴う表現という実質力の異なる段階的な表現が示される。事柄の重要度に応じて対応の深さも異なり生命や財産に直結する事柄であるほどに表現の実質性が強まり感覚的な質感に到達する実効力と現れる。それを先延ばしする事のリスクにも視野が及び、決められない事による災難の増進という面も含んで適正な判断が求められる。決める事と決めない事という二律からリスクとリターンのを算定し何れに良好な結果が導かれるか。受動型の対応に慣れた体質と能動的に創り上げる感性や体質との相違が物事への認識や創造に及び、リスクを怖がり何もせず受動的な反応に終始されるか、リスクへ果敢に挑み自ら効用を掴むかという生き方の違いにも映し出される。永年の時を経て体に備わる感性の質となり棚ぼた的な利益の獲得とリスクを投じてリターンを掴む習慣との相違は創造性や行為の質を分けられる。確かな根拠をどこまで掴んだ上での判断であるか、現況や過去の規則性と未来のビジョンへの熱意を含んで表現に纏められ信憑性という実感度に反映される。他の事でお粗末な面が度々起こると直接的な課題にも疑念や不信が忍び込み信憑性を萎ませる。事実と提示した事柄への裏付けとなる資料へも疑念が起こり一つの不信が連鎖する。良い事ばかりを見せて負担の提示を先延ばし、後で負担を求める詐欺的な手法も人格への不信と成り、良い事と悪い事、権利と義務との両方を表して嘘偽りのない誠実な表現者に在って質実を持つ判断と持続的な関係が生み出される。過去に責任力への弱さを表す態度等が在っては心象が深く刻み込まれ、聞くに値しない信用の欠落した表現者と見做される。時々の局所的な面と長期に渡る行動の規則性を背後にした構造によって適正な対象への認識が生み出される。なんら責任を持たない立場の表現と、結果に強くコミットした生産者の表現とは表現の質が大きく異なり傾聴の程に反映される。一過的表現者と軸足を固めた表現者との質の相違は明瞭であり生産的性質の次元で重みが異なり、思想の深さや実践度合に現れ自律性の程度が計られ主体性の質が認識される。こうした観点で見る生産者の性質が前提的な要素と成り、まともに聞くか、半分程度か、相手にしないかという峻別が生まれて健全な相互的創造性に連ねられる。一度盗む奴はまた盗む。この性質は相手にされない。

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