企業経営者の立場から見ると売上に対してコストが少なく利幅を広げ投資効率を上げて、株主配当や役員報酬へ配分する経営者や株主優先のスタイルへ力が強められる。短期的且つ即効的な成果を達成するには効率への志向を高めた経営が行われる。しかし、中長期的な視野を含めると従業員への人件費の削減は所得の削減を指し消費が減少し需要が減る流れを齎し生産が減るスパイラルに回る。
マクロ的には安定や成長に及ぶ経済活動の軌道とは外れ、消費支出の割合が伸びる構造に在って二極化という格差の広がらない安定した経済基盤が作られる。又は、規模の合理性による価格競争にも消費が減る因果に及び、大規模生産者へ対する適当な制限を課す事が、入口面からの予防策に成り出口から税収と再分配の調整に寄らない施策となる。理想的な文化政策の観点としては人間の物性化が加速しないように入り口からの制御を持って過度なコスト効率へ走らない施策に於いて心理的な痩せ細りが回避され人間性の下落から下限的な犯罪へ及ばない適正な制御策を図る事が指摘される。
多重行政等の非効率という面がしばしば取り上げられ、行政運営への問題視と現れるものの、事業から所得と消費が作られ需要と生産を落とさずに経済の安定に連ねる施策というプラス面に視線が及んで適正な評価感覚が現れる。民業圧迫という負の面が現れるものの、一定の価格を崩さずに需要の安定に繋げる効果は伺える。民間の弱肉強食の原理に任せると規模の利益へと必然に回り価格競争から人件費の抑制と所得と消費の下落から中長期な生産を萎ませるスパイラルは、経済の安定と成長を損ない経営者や資本家ばかりが優先される構造が創り出される。
政治行政による出口の調整と同時に入口面からの安定化策を取り入れ健全な人間性の維持を図る視点を失う事のない発想が文化論から必然的に指摘される。教育面から健全な人間像といった価値観をある程度備えさせ単純物性型の経済活動に制御がかけられ、即効的な発想が深まらない感性を作るミクロの側面と中局的な規制等による構造作りへと反映され、人間の長期的に見る性質の下落を回避する観点が取られて包括的な枠組みによる物性と理性の適正へ及ばせる公共的な価値を作る事へ一定の理解が及ぶものと思います。こうした志向性の程度から自由主義や個人志向と、社会性や心理面への価値を重要視される立場との相違が生まれ生産領域の選定や思想の傾向と現れ空間の性格が創り上げられる。
各空間の歴史的独自性と物的合理性との適切性を斯様に創り上げるかへの視点に及んで各人の志向性を表す場面が生まれる。単純効率性を全面的に良いとする偏った見え方ではあまりにも短絡的になり経営者や株主の立場と同時に労働側や生活者の視点を併せ持って健全性を見出す発想に健康な人間性が現れる。文化論の視点を欠いた経済や政治は短変数の思考を強め良好な持続的永続の生産性を萎ませる。現代世代のみならず後世への良き環境を繋げる長い目で捉える利益を追求する発想を含ませて利害の一致を見出す厚みある基盤を形成する算式において民度の高い文化への道筋が形成される。