商品の販売には、定番と変形と季節物といった3つ程度の製品カテゴリーを設けて、定番を柱に変形で緊張や緩和というメリハリを効かせ、定番の要素分けに季節限定性に特化させた製品という特徴をちりばめて、顧客とのマンネリ等を回避して持続的な関係に及ばせる工夫が設けられる。一定の歴史を持ち成功や失敗を積み重ねて考え方に定見が生まれた生産者の段階に達して作られる持続的安定化策と示される。
定番という型式を作りだすまでには幾多の試練を重ね、ようやく自他との落ち着きある快適を見出し生まれた製品と成り主軸に置かれる。定番については値崩れも起こさないように、いつも同じである事が安心を齎し、決まった時に入手して当たり前のように皮膚感と浸透する事がいわば文化と表される。これを守る工夫が目新しい変形物であり、煌びやかな装いで目を引き定番を引き立たせる役割に用いられる。定番をより深く理解するのに、定番内の要素を細分化して専門性を深めた季節物が作られる。こうした原理が根本的な面から見る人間の性格とも伺え様々な生産に共通的に浮かべられる規則性とも見受けられる。定番と変形と季節物という構成で全体を表し適正な感性の持続へと工夫が図られる。経済社会事象を表すにも、衣食住とそれにまつわる生産要素が生活の柱に成り、家電や自動車が追随し、金融広告、情報サービス業が補完的な配置に取られ、中期的な価値の共通性を政治行政分野が担われ大きな基盤と構えられる。更に長期的な感性の養成に教育文化が配され、人間の根本的性質への重心を間違える事無く持続させる作用を持つ。人間の生産的規則性という面からは、身体と頭脳と感受性の適度な循環が定番を指し、これを標準にする人々に於いて健全な感覚が現れ、分業した生産との比較をとり異質さへの認識と許容性の幅を制御し、全体調和の作為に於いて構造と動態の適正を図る事が求められ教育文化の中心的な課題に置かれる。一過性の強い経済産業という性格の事象と繰り返し使われる磨き抜かれた定番品等とを区分し適正な距離を持って健全な感性が示される。情報産業や金融産業というどちらかというとスタッフ的作用が主流になる構成に在っては、健全性とは少々離れ体を土台にとって質実の高い側面を軸に定めた配置により大きく人間の性質を狂わさない感性が持続する。歴史のスパンを広く取って大きな周期性を想定した型枠を描き人間の本質を浮かび上がらせ、短期周期の変動へ適度な制御を果たす事に於いて、根本や軸足の健全性を備えた人間性が持続する。例えば野球では特殊な相手の攻略にリリーフ投手が用いられる。先発完投型の投手との違いを適度に掴み全体のストーリーを描き出す嗅覚を狂わせる事無く、過度に踊らない制御性を備えた感性に文化の素養が浮かび上がる。中心と主軸を間違える事なくこの感性の同質性が根源的価値を指しこれが近い所に文化が生まれる。
飾り熊手を作りながら思い浮かんだ全体像であり、江戸時代から続く酉の市という慣習と縁起物から感じた一つの規則性を指し私なりの文化観と形成されました。今日、定番が崩れつつあり変わり者を選ぶ感性の進行に懸念が現れ、何を重んじるか、根源的な面から価値を考える時期に映ります。おかまにマイクを持たせるようでは先行きに希望が見られない。