普遍原理の探究と効用
争いが生じる因果の実感についても、個別と共通部分が生まれる事に思われます。そうした中でも、共通的な部分の見解を深めて、事前型の対処や予防に連なる施策を投じる事が、賢明な人間の創造性であり、こうした焦点に絞り、多くの人の実感に及ぶ有用な知を提供する事も、文化政策の一環に及びます。
戦争やテロという最悪的場面ばかりへと視点が及んで、これに連なる原因の分析が進められないと、偏ったエネルギーを投じる課題と対処の活動に成り、上位の理念に対して有効な施策と乖離した割合感覚が作られる。こうした点からも、文化ビジョンという普遍的な価値を揃える試みが全体と個別との適正な配置を作る事に連なり、歴史の教訓を生かし所々で集約を持ち、質を整え量を展開する作為が重要な意味を持つ。
創造性の基本体系には、下限的事象と積極的創造性と両面の因果を抑えた包括的な体系を全体観と備える事が、共生感情を根に持つ人間の理性を表し、この構造を万人的統一の感性に押し上げる事が、まずもって必要に思われます。
この枠組みにおける下限事象の一つが「戦争やテロ」と配され、欲望と充足という前進性の創造との相関で原因が特定され、マイナスとプラスの適正な調和を見出す所に、健全な歩みが作られる。このような思索が及ばない行為は、責任感覚を欠いた過剰な欲望と認識され、欲望と力と責任の均衡という尺度を目安にして、過不足を勘案し、適正な創造に及ばせる事が、人間性と描き出されます。
こうした観念体系が、前進性の軌道に対して下に働く重力と備わり、地に着いた発想を引き出し、楽観と悲観を内蔵して適正な技術の投入や表現内容を作る事に及んで、外界との良好な関係を形成するものとなる。
部分ばかりに注力し、大枠観を見失う事は、制御不能な姿を表し、痩せ細りの発想やエネルギーを投じられ、健全な感性を損なわれる。歴史からの教訓から学びを経て更に向上心を常にした生産性に在って未来への志向性を加えた集約体系を作り、確かな価値を備えた力強い判断が齎される。
以上のような点が、根源性への問いと答えや全体観を創り上げる意義となり、観念と感覚の確かな実感に及ぶ整合性をもった規則性へと連なり、精神と肉体の正常な絡まりと映り、そこに健全な感受性を根にした人間性が現れる。
物的感覚性の感度が高まる今日の状態に於いては、尚更に、このような感性が望まれ、下限事象の予防的意味を持ち、戦争などという極端な事態に及ばない為にも、包括的な同一感性に及ばせる事が有意義であると考えます。
人々の実感に自然に入るような汎用的なフレームを整え、根源的な感受性を揃えて、相互の誤解や思いこみ等による傲慢な態度への戒めと働き、不快事象の減少と快適性の増進へと連ねる基本的な志向性の具体的な取り組みと位置づけられる。時間や空間の個別性に対して、時空を超える共通の原理と高まり適正な調和を見出す事が先人からの意思に成り未来に繋げる責務が課せられる。