抽象原理とは
理想と現況と方法という活動の観念をベースに、各種の物事を配置する事が創造性の基軸に成り、このシンプルな動線に則して、考えを述べ他者へ訴求し、協力を取りつける事が生産の基本となり、活動観念と示されます。
・理想とは、欲望であり、何を欲しいという効用を指し、
・現況とは、何がしかの事象を経て生まれる快不快感であり、
・方法は、現況を受け生まれる欲望を充足する手段を指す。
この3要素を核に、詳細を分化させるなどして明示し、効用とコストが算定されて判断が生まれる。主張等の表現一般も広く言えば欲望表現を指し、感覚的な直感を言語で表し誰かに向けて発する事に心理的な作用が備わる。現況か方法か理想に関わらず、明示して発する行為が、自己の欲望であり、そこに他者の意図する欲望がどの程度はいるかで、共通的な志向性の上にエネルギーが投じられる。個別事象の積み重ねからこのような生産一般の原則や論理が整理され、これをある程度揃えた上で各種場面での個別表現を起こして、筋道の共通基盤の上に円滑な対話が形成される。このような概念に哲学等の領域からの創造性が現れ、表層的な創造の下地と成って、一定の規律を生み、快適な意思表明や協働関係を叶える事に及ぶ。
活動観念は、長期的に備えられるべき人間像とも言い換えられ、感覚と観念と感受性を主要素にする活動の動態を指し、身体と頭脳と心を備えて動きをもつ事が健全な精神と肉体を宿す人々の基本的な作業を指し、内外との関係性の中でこうした活動のサイクルを備える事が普遍的な原理と描かれる。
最も人々の実感に届くような型式を、出来る限り解り易くシンプルに表し、皮膚感のごとき型枠と通じて、実際に浸透した原理という実感に及ぶ。このような生産のコンセプトを絞って探求する活動にも、効用や意義が現れる事に思われます。人々を快適に繋ぐ作用に及び、自他の創り上げられる基本原理をより良好に向上させ、盤石な基盤と固まる程に個別感覚への一体的な意思疎通の精度が上がり、複雑な協働生産や長期に渡る欲望と充足の良好性へと資する作用と現れる。言葉や論理、概念、体系等々が、いわば原理という型枠を指し、感覚や感受性をそのまま表すか、適正に制御するか等の意図から創り上げられる。長期的に用いられる型枠に文化という言葉を充て識別し、その過程では様々な人々からの検証が加えられ、大中小の改良が重ねられ、これ以上ないという程に磨きあげられた様式と成って当たり前のように前提に置かれる。多くの生産事物を世に輩出される生産者に備わる基本的な欲望であると思われます。生存や安定、繁栄は、こうした末に実感され根源的な本能を充足する作業であると抽出されます。
例えば、「憲法」という型枠も、国家を主体とする理想と現況と方法という性質を混在して表される表現であり、大きな人々の基本となる規範という意味を設けるか、人々という意味を絞り込んで対象の限定と特定機能という強調を取られるか、在る欲望の下に作り用いる主体の範囲が特定され、最良に作用するような型式の提起が進められる。「作用する」という事の実感へも言及して、言葉のみならず体の感覚を内蔵させて実効性ある様式に在って健全な概念が作られる。