1)健全像への思索
「対象も主体も動の中に在る」という事が根本的な概念と備わり過度な言葉遊びに陥らない為の共通認識に適当であり、感覚や心理の体験から欲望と充足の生きた学びが生まれる。
欲望へ資する方法を基準と定め、それに合った手順等を用いて、意図する結果を得たいと施策が講じられる。しかし、人間側の欲望も一定ではなく身体の衰えを持つ有限的な性格を持ち、変化の真っただ中にある。過去の欲望と充足方法にこの点の想定が入り一度立てた静的基準にも微妙な変化の調整を取りながら、最良な作為を生む姿に在るのが実際の活動に近く、頭型の感性によって感覚面の真理とかけ離れた発想や振る舞いに在っては、健全な精神と肉体の規則性と異なる姿へと陥る。「不完全性や無限性という観念、万物流転や物自体は知り得ない」といった言葉が示す真理を念頭に置く感性を根本の所にいくらか入っていて動態の中にある止まらない感覚面の認識を持ち、頭脳へ寄った言葉の過信を予防する事が必須と描かれる。
例えば、購買管理規定といった外界への基準尺度の形成と適用に於いても、こうした点を含んで常に更新の作業と伝達を怠らない小まめな対応の持続性によって、外界との適正な対話が進行する。或いは、基準自体の中に不確定要素を前提にした明示の仕方を持つのが、更に正確性をもった示し方に成り、「全体の購買に対して社長の直感で選択する割合を1割程度設ける」といった文言を入れても不思議はなく、永年の感といった所に重みを備えた基準の在り方に実際的な動の中での適正な動を作る方法に及ぶ。こうした事も堂々と明示するか、その必要性や意図する事との兼ね合い等が計られて最良の方法を創り上げる事になる。事柄の性質に対して厳密性を望むか、曖昧でよい事か、各種の欲望と充足の図式から適当な作法を考案し外界との真摯な対話を持って自他の同一的欲望と充足の協働に及ばせる事になる。なるべく予めの想定内に事象が発生する事が、事前対応型の活動に及び、対処のスムーズな運びが作られる。予測と外れた事への不快感や対応しきれず大きな損失の回避を意図されるのが本能的な反応であり、懸命に過去の規則性への学びを持って事前的な知恵を備える力が投じられるものの、「対象は動である」認識が弱まって感覚体験に基礎を置かないと空論や妄想に行きかねず不健全な感性や振る舞いに連なり規則性の正常さを見失い歪んだ精神と肉体の関係が不安定な心持を宿し外界への不快を与え負の影響が連鎖してマイナス性の感覚が増進し前進的・建設性の関係形成を弱め物性への依存が進んで心理面の痩せ細った過度な対立的な構図を深められる。混迷した精神状態による基礎的な対人関係の作法を欠いて人間の基礎的な性質を崩す事からの負の影響には深刻な反応を持って改善する事が適正であり、根本的な観念へ立ち返り歪な感性への乖離を確認し健全性への修復を果たす回路が常態している事が必須の仕組みと描き出される。こうした趣旨による創造性が長期性の価値に重心を持つ文化という知恵や改善の規則性であり科学技術の発展や力の増大と共に人間側の生身の知恵や体力の衰退には、一部の生産者による過度な操作性が進む歪みと映し両面の程良い成長軌道が意識されて効果と影響の勘案された前進になり健全という概念が当てられる。欲望と力と責任の均衡に基準の目安を持ち負の過不足への改善や正の増進軌道を基調にする発想に於いて健康な精神による外界との交わりが生まれる。大きな力には精神面の強固さが求められ力の利用や制御の在り方に健全性が備わって適正調和が作られる。精神面は感覚的、心理的な工程を経ながら育ち、頭ばかりの知の入力では精神が作られずそこに過大な評価を与えると稚拙な事態を発生させる。ベースは感覚と感受性である事が強調されて頭脳と感覚の検証で質感を取り、そして一度作った基準も随時見直しの機会を備えて動の中での適正な動を作りだす可能性が高まり良好な調和が作られる。行為の弱い議論は正常な精神性を崩し対立的な感性が増進し歪な人間性と現れる。健全像への思索を深めて健康な個々人や社会の在り方へ反映させる基盤的な感覚の形成が強調されます。