文化政策の基軸焦点

外交は言論表現ばかりで捉える事無く、実態的な産業経済活動の中で作られる。各人が備える物的力の差が生まれ、その原理に乗った関係形成に働くのが感覚的な動物的人間の側面であり、これを適度に抑える為に下限的な制約の観念化と実態化という活動が作られる。市場の原理で動く産業経済と中長期の安定を意図した秩序を図る政治行政の基本的な領域の意義が備わって、物性を理性で程良く調整する軌道に持続的な安定と繁栄の道が生まれる。この理念とビジョンを達する民主主義や、自由主義、法の支配、人権概念等が基本的な価値観と高められ各概念の普及と認識が進められる。しかしながら、一般則としての認識と、個別場面での適用に解釈差が現れ、不協和音が発生する。

こうした価値観の具体的な実践の側面は、物理的な力の差に対して力に等しい自制力を求める事や、一歩進んで育成の概念を備えた協働を作られる所に、実際的な理性の所在を実感する事になり非力な立場への公平公正な教育機会の提供や情報格差の予防という仕組みづくりが進められる。これへの資源提供への理解と実践の秩序が高められ、機会均等の制度化が促進される。言論による普遍的な概念の普及やイメージ戦略等という範疇で留まる事へは実質的な物性と理性の調和を見出すには及ばず、実際的な各種の規制による縛りや機会均等政策の推進によって、両面の適正を図る人道という理念と実践の焦点が掴みだされる。

ここが、インフラとして社会のセーフティーネットや生存や成長への基盤となり、当たり前に万人的に受益を授かる事があって現実的な力の格差の是正に働き、物理的な力による固定化を緩和させ、貢献力に応じたリターンを促進してエネルギーの動態を向上させる力と作用する。こうしたビジョンの推進や実践主体に人々の求心力が創り出される普遍的な価値観の強固な認識を万人的な基礎感性と創り上げ、それへの負担へ理解を示して底の厚い良好な人間世界が生み出される。

物性を自主内発的に制御する事が自律心を備える人間性の中核要素であり、力が増加するほどに外界から当たり前に強い要求が課せられる反応に健全性を保つポイントが生まれ、影響力の増進には広く深い見識と対応力が求められて、物性原理による一方向の軌道に修正が及び、共生や永続を志向する循環の流れが作られる。

こうした論理に、根源性を備え皮膚感覚と浸透するほどに、健康な精神と肉体を持つ主体性が作られる。物性を利己的欲望に歯止め無く回す姿へは歪な精神性と映し出し、公権力を背景に適当な要求を強める事が権力の存在意義であり、これを間逆な流れで用いる人格には適格性の欠如として配置を与えない根本原理を堅持する事が変容しづらい健全化策と描かれる。精神的健全性と強固な自制心が力の保有や利用には必須に求められ、頭や原論で留まり体の行使が見られない精神的な破綻者には相応しい配置を与える事が賢明な対処策となる。良いも悪いも経験しながら次第に真価が見定められ、精神と肉体へ固まる過程を持って実態的な人格が生まれ、工程の省略を多用するほどに、或いは特殊な科学技術力への依存によって力を備える過程で在る程に、頭と体の分断的な主体性が作られ人格面の付いてこない物性依存の実態が露わになる。これらの力には、適当な感度を持って縛り精神との均衡を図る事が欠かせない普遍的な原理に望ましい。

行政や財界への透明な観測や監査が怠ると、歪な力に擦り寄った依存的な発想が進行して、健全性を損ない感覚が拡散しチェックの働かない固定化と格差が広がる。報道機関の役不足やシステム的な欠陥への改善なしには本質的な良好化には及ばず、構造的な刷新へ取りかかる強い主体性を作り、力の依存や不適正な利用に歯止めをかけシステムの健全化が達せられる。評価のみで留まらず、理想の型枠を作り実態を客観化し正負の適正な共通認識を高め負の動力源に切り込み、対処や予防に及ぶ制度を設けて公権力を背景に強制させる事が具体的な人道と描かれる。個々人のレベルの意識の上昇策と共に、フォーマルな制度の構築と同時並行的な進行で性質の変化が生まれる。こうした論理の共通認識を進める事から始まり、観測や評価に反映され、制度と運用に連なって実際の変化が遂げられる。性質面の改善には相応の時間を要し、しかし着実に前進させる意識が常に備わって健全な主体性を落とさない歩みが果たされる。

声高に、人道策や普遍性を原論ばかりで主張され、やってる行為が間逆のような人格と映る事も少なくない。悪性と良性を見定め、裏表の激しい精神分裂症という実態を表す事も文化政策の範疇に及ぶ。