原初的には、経営者が考える事は如何に人件費を抑えて粗利益を高め、自身の懐を肥やすかで在り、感覚的な合理性が現れる。そして自身と同じように動きが取れて、売り上げを伸ばす働きが行えるか、或いは自身が考える全体ビジョンに対する部分性の働きを各人に割り振り思うような全体の動きを作りだし、収入の最大化を果たすかという、コスト削減と売上げアップへの発想が作られる。自身が描く全体図面が最高の創造計画となり、これに従った動きを強いて結果が上がるという想定に立ち、異なる動きを制御させ、計画通りの成果が出るものと予測される。
この青写真を抱きながら、生身の人間との対峙が生まれ、機械的に動かす事の難しさに対面し、自身と相手の考えの微調整が図られる。トップダウン的に全体のビジョンや方針を表し、思考や行為や判断の目印となる優先的な基準が示され、各所の工程に備わる役割が与えられ、カテゴリー間の規律が生まれる。部や課は、これを受けて全体との調和を図りそして、より良いアウトプットへ資するよう業務改善を執り行い、個別と個別間、全体のパフォーマンスを引き上げる自主内発の創造性に及んで、自然発生的な力の創出により、有機体全体の成長が続けられる。つまり、大枠的な制約がある程度備わって、その中での自由な活動という図式によって、安定と成長の軌道が創り出される。
売上と支出の割合を示す利益率という指標が活動の制御作用に用いられ有機体の収益構造が描き出される。製造工程における原価や人件費、装置や燃料費から粗利益が算出され、販売工程に係る人件費、流通費、管理工程における人件費、交際費、金融調達に関わる利息、そして各種税金を引いて純利益が算出され、繰越のストックへと回し体力の厚みが生まれて他の事業への投資等へと用いられ有機体の活動の深さや広さへと発展する。投下資本の運用率から効率的な生産性が測定される。そして、資産と負債の状態から、安全性や健全性を見て一過的な事業の側面に中期的な安定性が加えられ事業体への信頼性が計られる。
以上のように収益性、効率性、安定性、健全性といった切り口で活動の状態を掴み、どこにどんな問題が備わるか個別改善の焦点が浮かび上がる。この定常的な観点に、開発力や市場提案力というクリエイティブな発想や実現性が加えられ、技術や資本の提携、独自技術開発、市場牽引力等の中核的基軸の積極的な創造性が組織の力の源泉となり、ここがルーティンワークに制約を与える。生き物として外界へ与えるエネルギー源となり、この質的形成が内部と外部の関係形成の柱に備わって、大きなビジョンが描かれ各種パーツへの使命が作られる。
根源的な感受性の良質性と、その表れに成る生産事物と、それを作る過程という切り口で、総枠の全体が描かれ有機体の動静が掴まれる。根源は人々への幸福感を提供する熱意で在り、ここが内部の技術と市場を結び、そしてより多くの笑顔を作る改善力を起こし、結果的に資源が蓄積され、より多くの技術の創出と回り成長力と描かれる。この前進性の創造にエネルギーを集中し阻害する要因を取り除き、パワーを上昇的に回す事が有機体の基本的な性質に宿されて健康な精神と肉体の育成や成長へ及ぶ。
マイナス的性格が生まれないように、公平公正な基準と適用の仕組みが内在しエネルギーの創出と吸収の良き絡み合いに及ばせ、個々の成長と組織の発展が整合する。概ねこのような活動の原理が共有されて、一定の規律や行動原則と共有され、腑に落ちる自律や他律の評価に至り前進型の文化と定着する。自由主義、民主主義、健全主義、平等思想という性格が内包されて主体性の健全化が果たされる。
これらの基礎に躾や手癖の善し悪しが備わり基盤の中の基盤に配され信用度や信憑性という指標が備えられる。根源の質が悪ければその上の創造は空疎な形式と現れ却って悪性の影響を広げ健全性を破壊する原因と生じる。これに相当するのが言うまでもなく、概ねどこに問題を見るかは察しが付くものと思われます。根元からの良質化という盤石な文化を創り上げる事に関心が注がれます。