文化力測定の一側面
集団や領域の現況認識によって、理想ビジョンへの最良な手法は異なり、机上的な観念や傍から見る評論ではこの当事者性を含む適当な観測が生まれない。抽象原理はあくまで原則的な配置に成り現況を飛ばして批評を与えられる無責任な感性に現代的な病の根があり評論を生業にされる人々への不信や疑念が起こる。何がしかの有用な観点を与えるものか、或いは粗雑でいい加減な表現を用いて自身の糧を得られる発想や創造性に程度の悪い生産倫理が映し出される。個別オーダー的な事象の扱いに基本があり一般的な原則と考える尺度をそのまま適用する事への困難さへの認識が弱いと全部を知ったような態度で安直な評価を加え市場をかき乱し迷惑な生産者の評価を受ける。このようなスタンスに文化人としての根源的な感性が計りだされ真摯な対象との対峙や観測、評価や創造の質と現れ人間性と掴みだされる。知ったようなふりに陥りガサツな表現を安易に見せるお粗末さは良好な対人形成と乖離し奢りや性質の悪さを明瞭に表される。それを載せるプラットフォームの質が問われどんな理念や掲載基準を整え適用されているかの程度が推し量られる。信用や能力が問われ質が悪いと他を選択する自由な環境が在って良質性が磨かれて自然淘汰の循環に至り適当な有機体の成長が遂げられる。文化論の主な焦点は机上の観念と感覚的事実という面を強調し健全な有機体の規則性を人間像と描き健康な感受性を備えた活動の型式が表される。ここを根に備えられて正しい感性を創り上げ基盤の良質な人間が形成される。評価という行為への重みが弱い表現者へは厳しい反応を見せるか淘汰させる発想に及ぶ事がマイナスのプラス化であり社会秩序と浸透して良質な創造を表に促進させる真摯な態度を持った原理創造型の基準が強化されて人間性の上昇と把握される。表現者のみならずそれを載せるプラットフォームへの厳格な評価を合わせて質の向上が齎される。経験と共に奢った振る舞いが発生し基礎動作を壊す事のない緊張感の持続に健康な精神が現れる。
無限性を肝に備えた調和形成の在り方に人間の人間としての健全性が備わり、一方向の価値を絶対としない感性に在って成長の姿が生み出され、この新鮮な感覚を失うほどに平和からの道が遠のき破滅的な結末に近づけられる。偏狭な価値に嵌まる事のない向上心や探究心の持続性が健康な精神の源泉であり人間平等の精神を堅持して明るい未来が作られる。ここに文化人の文化人たる本質が規定される。