物理的な攻撃性による勝負というような世界観は、人間世界では本流の軌道にあらず、理性を主軸に自己と相手方との共通的な利益を創出する創造性に於いて主導的な立場が形成され指示と受容の割合感覚に現れる。この区分が強調されて正々堂々とした潔い立ち振る舞いに快適性が生まれ、良い結果も悪い結果も真摯に受け容れられる態度が作られる。
何でもかんでも主導的な力を備えられる事は無く、どこかに注力して欲望の充足を遂げる領域を創り上げる限定的な生産性を持ち、自領域の自尊心と他領域への尊重関係による協働や共生の姿に及ぶ。物的短変数の力による支配の原理は、根底に共生性への志向の弱い強圧的な願望と現れ、このスタイルからは、一過的に人々を従属させられても長くは続かず、自主内発的な選択性の下に原理や創造への関心や効用を抱いて自らの意思による判断に在って、反復的な同一選択を生む自然な感受性に即したエネルギーが交わされる。
この状態に快適性を抱ける感性に健全な心身が現れ、平等感覚の浸透した体質に於いて理に即した創造と需要の関係性が作られる。こうした関係性の在り方に人間像が描かれて、平等思想や民主主義、自由選択主義という基本観念で説明され、健康な精神と肉体の規則性から生まれる人権といった総合集約で体系づけられ実感を掴むものと成る。この根源的な感受性に普遍性や不変性の価値を持ち、自律を取ると同時に他者へも求め共通的な感性を下に二次三次の創造性と原理が生まれ統一的な規律を備える人間の活動が見出される。
物性の原理から普遍原理を欠いた力の進行には、戸惑う事無く反応できる環境の整備等の施策も講じられて実態が形成される。長期性の原理として確固とした基盤に備えられ、人間の安全保障といった環境が生まれて健全性が向上する。少なくともこのような価値や環境が整い個別的な関係の柔軟な判断の選択が作られ適正が生まれ、多様な価値の尊重される世界が出現する。こうした社会像をベクトルに合わせて阻害する動きに在っては、時代の趨勢と異質の特異な性質と規定される。
しかしながら、過剰な権利の要求という姿には人権と離れた性質が備わり、権利義務や欲望と力と責任の均衡という概念が備わり完結的な質実を含んだ人間像が描き出されます。原論と行為の整合等の焦点から実態的な人権の実感に及び頭脳過多の表現や創造性には人権概念の歪んだ解釈と映し出される。
この性質に見受けられる人間が意外に多いのが現代の問題の焦点に上がり、頭でっかちの権利主張者に陥る事のない真に快適性の現れる人権の実現に向けた文化の形成というエネルギーが現れます。ここに、健全性という概念が作られて身体と頭脳と感受性の有機的な規則性が強調され、良好な共生感情の作られる健康体の形成過程が示されます。
そして、社会システムの設計や運用に於いても、同様の原理が適用されて、個々人の関係性や特定集団のみならず、大きな空間的広がりに及んで各層の因果が連なり人権概念の実感が形成されると想定されます。