根本原理の形成と効用

1-1不変・普遍原理

生物の動力源はエネルギーの吸収であり、創出による効果の発生が吸収を生む。つまり、エネルギー投下と効果の産出とエネルギーのリターンの適正な仕組みによって精神的・肉体的な満足が齎され生命の持続的活動に及ぶ。この規則性の実現にエネルギーが投じられ、変容しづらい不動的な再生産の原理を創り上げる事に効果が生まれリターンに連なる。ストックに意識が向かう程にフローのエネルギーが投じられず、原理や効果が生まれずリターンが減少して生命が衰退する。物理性への依存に寄る程に探究心が弱まり効用を遂げる想像力を萎ませる。これが端的に表す根源的な不変原理になりあらゆる原理の土台に備わって二次三次の加工や応用を持つ普遍原理の性格を備える。本書における文化とはこの型式の創造と実現への活動と規定され、不動の感性を下に各種専門的な分野が創り出される。この根幹原理に則した発想や論理、表現が明瞭にあって健全な心身の所在が確認される。根や幹や枝葉となる構成をしっかり示して効用感を生じさせる創造に及びエネルギーが循環する。何かに迷った際はここに立ち返り筋道を丁寧に構成して力強い歩みが生まれる。民主主義、自由主義、法による支配、人権概念等の価値や構成は当該原理を良好に叶える手法に配される。

1-2根本原理と特定領域

不変原理、普遍原理という所から各種領域と領域の意義が導出され、更に領域に加わる要件が規定される。根源の原理には変動は少なく、二次三次の領域化は、原理と実施の検証と新たな発見を起こして随時規定の更新が取られて、目的と方法の有効性が向上する。この動態を日々の活動に備えて、前進性のエネルギーが投じられ効用を産出する事によりエネルギーが与えられる。領域の中核的技術と技術の受け手という構造の中で実践が取られ、供給側の論理と需要側の効用との対話を持ち、技術の確信性や新規の発見を重ね、或いは他領域との協業を結び、技術の向上という活動が展開される。一度作った規定や要件と感覚的質感による検証と持続的向上のエネルギーが投じられないと規定自体が死んでいる状態であり、頭や身体が動かずに固定化されている。一定の安定的技術の確立に在るか、又は向上心の弱まりや内向きの閉鎖性に陥り犯罪感覚も劣った慢性的な堕落にあり領域の解体等の抜本的変化が要る。不変原理や普遍原理と乖離した状態への懸念が映し出される。ストック過剰で外界への効用の上昇や探究心の弱まりといった原因が浮かび、贅肉が溜まり精神の荒廃に及び、エネルギーが湧かない体質といった現況認識にも及び、生命力の萎んだ物理依存の規則性による悪性の症状という推察が生まれる。この辺りの焦点と自己認識の適正を定期的に振り返り、根源原理と領域の原理との検証という作業に在って、健全な心身を備えた個々人や集団、システムが作られる。こうした長期性の規則性が内蔵されて持続的安定と成長の中核技術が宿り文化の所在が確認される。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください