個別局所事象と構造と性質という重層の因果を想定した世界観を備えて、3つの観点を浮かび上がらせて社会現象の実感が向上する。機械論的合理性には、答えは比較的限定され、解釈や解答に違いは生まれづらい。これに人間の心理的作用が加算され、それまでの対話や関係の過程で生まれた心象が現れ、賛否への態度に反映される。ここまで含んで合理性を見定めるのが、外界と主体とそれを見る主体という重層構造を備えた認識になり、生物物理的側面と心理的面とを包含して原理の創造に及ぶ。
感情を持つ動物という変容しづらい性格への認識を根にして、自他の利益と実現の構図を作り、観念と感覚との質感を経ながら実感を向上させ、エネルギーの投下とリターンの適正を図り、持続的な向上への活動が展開される。
心理的な面を含んだ純粋原理の創造と解して、人間と技術を含んだ提起を果たし、自他との見解や発見を見出し、真理への探究という意識に統一されて、相互の理念と尊重の歩みを持って、歪んだ発想に逸れない建設性のエネルギーが促進される。
頭ごなしに否定したり、相手の負の面ばかりへと批評を強めれば負の心象が重なり、良好な協働や共生の志向性を弱められる。堂々と大きな理の追求と実現の為に、真摯な対峙を持って、両者の納得感に及ぶ正負の批評が進められて、横道に逸れた論理に及ばないエネルギーの持続が齎される。
或いは、肥満的な体質に陥る程に、建設的な創造性が弱まって、真正面からの原理探求力と異なった焦点に関心を強め、真摯な創造性と異質の感性や手法を用いられる。基盤的な体質の違いに在っては、感度と成る強弱感や意識の注ぎ方に差が生まれ、抽象原理や尺度の解釈や評価や適用に異なりを見せる。下地の共通性という面が対話の円滑性に連なり、文化論のような根源的論理構成という基盤面の同質性へのアプローチが進められて、表層の建造事物の適正な創造や運用に連ねられる。体質面の同質性を高める作用が心理的な開きを収縮し、健全性の向上と原理創造型のエネルギーを増強する。中期的構造の再編と共に、長期的な性質の改善とを同時並行的に進める意識と行為が備わって着実な物事の運びへと連ねられる。