公の基本的性格

「どこに何がある」という情報を持ち、それを望む人に在ってその情報が価値に成り対価を支払う妥当性が生まれる。民間活動に置いては、民民の自由な取引を叶える働きとなり流通業者等が備える作用の一つに思われます。一方、公や準公共という性格に在っては、この口利きという働きに対価を求める性格にはなく、全体への奉仕者として見返りを求める事無く、知っている情報を広く伝達し誰もが自由に利用できるように働く事が適正となる。

特定の限定的な利益に偏しない事が民間との相違であり、これに利己的願望を表し見返りを期待する事が公益性と異なる態度となり公共の性格とズレた個人の願望を求める事から、恣意的振る舞いに及び公平性を欠いた不快感が生まれ、なし崩しの秩序を蔓延させる。この切り分けを持てる性格に在って、公共を担う為の優先度の高い資質が特定され満たせない性質にはその立場を与えるべきでないというのが、民間と公共の基本的な在り方と浮かびます。

民間取引のような性格の自由主義を公共という役割に与えられる事はなく、それを覚悟の上で公の任に就き大志を貫徹する人間性が長い目で見た安定と繁栄への基本的な作用であり、公という立場を私的利益の為に用いる性質が基盤の劣りを招き基準と適用の不公平感を与え乱れた感性が進行する。ここから外れた振る舞いにはき違えた感性が映し出され、なにか特権でもあるかのごとき意識が内蔵され恣意的な権利の乱用が力の暴走と見做され本来の意図と離れた動きを作られる。

個々の思想の自由を与えられる以前の普遍的な原理という性格で表されこれがあって健全な制約の上の自由世界が生み出される。こうした性格を持つ公共や準公共であるがゆえに、一定の身分保障という保護が与えられ名誉ある地位という尊敬が生まれる。こうした認識を万人的に備える事が基礎教育に含まれて、民主主義という選考過程に反映されて正常な民間と公共の在り方が作られる。

民間の恣意的な欲望から公の職員を誘惑し金で自由に動かすような行為が生まれて、それに対して確固とした根源的全体ビジョンの備わらない公共であると、民間へ阿るような振る舞いに陥り特定利益の代弁者という性格が進行する。民主主義の一過的性格に対して普遍的な性質を備えた理念が形成され、長期的に見る全体の奉仕者という不動の役割が柱に在って健全な人間性の堅持された安定と成長の世界が作られる。

こうしたビジョンの共有を深め、それとの乖離に改善が取られる持続的な仕組みからインフラの正常化が果たされる。民間活動のような自由は公にはなくこの前提を含んで領域に従事できる事が普遍的な原理になりそれと外れた人々は公領域に相応しくない。万人的な共通理解と遵守させて民度が高まり良識を持つ民主主義であって健全な作用に及ぶ。教育や日頃の報道にこのような秩序を取り込んだ情報提供が作られ秩序と進行させる事が求められる。田舎の地方議員のような振る舞いとは異なり普遍性の原理を持つ強固な基盤を備えた性格があって全体の良質な制御が生まれる。民間活動を盗む等という行為は本末転倒であり大きな欠陥と見做される。