何を創り上げるにもそこには世界があり、本書では有機体という性格を描き設計して親近感を創り対象との同質性を図りだす方式から調和に及ばせる作法を採用します。
有形無形の事物にエネルギー吸収器官とエネルギー変換器官とエネルギーの放出器官といった3作用を設けて生き物の質感を取ることで受け手に良く通じる表現が生まれる。それが因果の実感となり刺激と反応の構図に及んで一つの仮説が設けられ、実際の受け手からの反応を検証して需給構造が作られる。構造主義やシステム論のベース観念となり、断片的な事柄の静態的認識に有機的な動態性を与えて因果を作る作法と及ぶ。
事象を観念化する場合と、観念から事象を作る場合を想定して、両面を行ったり来たりしながら、ピタリと合うような感覚と頭脳の一致に及ばせて、主体と対象との調和性が高まり認識の程度が強まって対象を自由に動かすまでの制御性が生み出される。認識や制御の度合いは、こうして測定されそれが知恵と成り価値となる。習熟度や熟練の度合いの計り方と示される。
「何について、どうなっているか」、「どこをどうすると、どうなるか」の確かな見識が表され、特定領域における専門性の程度が評価される。これが原初的な評価の型式で在り能力を測定する根源観念となり人間力を向上させる道筋と描かれる。ゼロベースから各種の能力基準を算定する為の基軸論理として精度の高い実態を掴む事に成る。総合教育においてこのような根源観念を備えられ特定領域の探究を深め社会に求められる人材を意図して生存への道が生まれる。
似非専門家という類を見分けるに、こうした尺度から確かな測定と真価が付けられる。妙な肩書に惑わされる事無く根源の焦点を持って質実を捉える事が健全な感性を表し、逆に自己を客観的に測定するのにも、こうした原理と検証で適正な認識が生まれる。これらの形成過程が事項の「活動と内容」であり対象を絞る観点に「人間の長期的な規則性」が取られ、ある状態と有るべき状態と、有るべき状態への方法についての見解を示すのが本書の内容に成ります。三流は一流を測定できず、一流は三流を容易に見分ける。