1)自尊心
自身への侮辱はある程度緩和できるものの、自身の身内等への侮辱は許せないという感情が生まれる人も少なくないように思われます。これが他者への感謝やそれを超えた価値への拘りと現れ金銭感覚に寄らない感情と起こされる根本の本能にも浮かびます。文化という幾代に渡って積み上げられた習慣や慣習と様式への拘りも自己のみへの自尊心というよりも多くの人のエネルギーが投じられて形成されてきた軌跡等を鑑みて、単純価値では計りしれない重みとなって皮膚感覚に浸透する。いくつもの歴史が積み重ねられそこに浮かぶ人々の感受性への重みが様式への価値に及び、強い支柱と作用して他者と自己との融合的な基盤と備わり有形無形の資産と扱われる。地域社会や集団の基軸と及びそれを守る行為と現れ感受性と論理の関係が構成される。どこの町にも歴史があり時を共有した記憶が大きな動力源と作りだされて、感覚と頭脳と感受性の一体的な有機体の芯が生まれる。自尊心はこうした形成過程と内容で表され自己のみならず多くの他者の意思が重なり強まり生み出されるプライドと示される。相互尊重の意識に在ってこうした観点への推察が及び、重要点が確認されて表現の在り方へと反映され、共通と個別の感覚が作られて適正な調和感覚が生み出される。時の流れから積み重ねられた感性が皮膚感と備わり、それを可視化するのに文字などが用いられ自他への認識を強められる。形成過程の弱い頭ばかりの理論に偏ると体からの価値に及ばずぎこちない表現を見せられる。自利へ偏したプライドか、他利を含んだものかの相違や軌跡の違いが重みの違いと現れ人々への納得感を与えられる。一代二代と世代を跨ぎ創り上げられる時の重みは体に染み込み根本の太さと及んで自己理論の強固さへと反映される。重力と備わると共に前進への方針になり長期を見据えた健全な発想が導かれる。人々からの信用形成はこの重みが多分に影響し言葉への生きた解釈に至り見えづらい力と働く。自尊心の程度に差異を設けるのもいかがなものかと思われますが一つの考え方と浮かびます。物性の合理化やサラリーマン社会、IT化の流れにはこうした価値を希薄化し無機質な機能性への志向を強められ人間の根本的な変化を作りだす。この行き過ぎや程度の悪い用い方には一定の健全な制御がかけられて適当な主体性が堅持されるものと思います。過去の教訓から引く継ぐべき点と変えるべき点が現れる。生じた事象のマイナス面と予防に及ぶ未来ビジョンが考案されて変えるべき点を含んだ基準に更新されて負を繰り返さない学びが反映される。改善策を作らないのであれば進歩がなく物知り博士の自己満足は他利への力が脆弱で価値を生まず成長がない。20世紀的な物性原理の一面的発想を越える確固とした人間ビジョンを示す事が方策となり、これを実際の個別場面で取り入れられ基準が更新され活動に価値が付加される。本書の文化ビジョンはここで言う未来ジョンの提起でありベースとなる根源的な普遍性を万人的な共感に及ぶようにと作りだされた型枠を示します。批判で留まる事無く方法を発案されて活動に価値が与えられる。