1)人間の性質

2)人間の性質

表現者は「すごいね、偉いね、立派だね」という風に見せたいと実情以上に着飾る場合が多々見受けられる。そして、エネルギーとなる糧を得て、不安な状態を回避し楽な状態を創り上げるという発想の道筋が浮かび上がる。子供もお年寄りも、あまり大差のない性格に思われます。この心理状態は、さておき、表現を受けられる人の効用感とフィットすれば、それへの反応が現れ、エネルギーが注がれる。どこに効用感を抱くかに千差万別性が生まれる事と、かなり限定される事とが生まれ、意図して対象を想定するか、意図せずに自然形成的に集まるか、過去のデータ寄りの学習を取るか、発するエネルギー自体への良質さへと拘るか、他者よりの心理と自己寄りの創造か、こんなような分析点が浮かべられ事象の性格を知り、その因果認識を下にした模倣的な表現を作るのが頭脳的学びの回路と描かれる。外界を知り自己に取り入れ外界に放出して、自己化するプロセスと言い換えられ、多くの表現は少なからずこの型式を基本にされる。まったくの絶対性原理はあり得ず、外界からの学びを下に、その組み合わせや応用を取り様々なパターンが作られ、固有の表現者と認識され効用感が備わり需給が発生する。

創造者の心理と、実際の効用という面で区分され、最も正常な姿は両面が連なる事であり、主体と客体の調和感が高く持続的な生産に及び、変容しづらい規則性に備わって人間の性質が作られる。よって、この調和形成に及ぶ為の作用面の創出に及ぶ心理面や需要側として良質な創造を引き出す心理面といった両者に同一する根本的な性質の在り方への分析を充て描き出された型枠に成ります。長期的に見た基準像と、それを下に強弱等が作られ、一定の許容範囲が生まれる。これが余りに狭まると窮屈さが増し、逆に広がり過ぎると無秩序化し収拾のつかない事態が予測される事からも、基盤的な根源観念を作り適度な性質の同一性への欲望が生まれ、いつの時代にも人間の問いと浮かぶ中心の焦点に備えられる。技術力の発展から感覚的な利便性が向上するプラスに対して、マイナス面に目を逸らさずに、両面を抑えた歩みから健全な感受性が持続し、生活環境という時代的な背景と向かうべき未来像を見据えて一定の答えが導かれる。或いは、こうした問題感覚を恒常的に備える事こそが基準像を指し、答えよりも過程の面に重要点が備えられる。

「盗むの上手だね、騙し方が立派だ、見事だ、どうやるの?」というような不快事象への肯定感を持つようなルールが出来ては安定した社会には及ばず、健康なプラス性の感情を与える事が前進における方角と定まり不変的な根本原理と備えられる。本書では、こうした問題の限定から長く備えられるべき人間の性質と形成方法への探究と成果を表すものに成ります。

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