対象の性質によって認識方法や創造方法の適正な在り方が生まれる。文化という対象における基本的作法を冒頭に取り上げます。局所と中局と大局という観点を備え事象を認識する事が人間の学びから生まれる知恵の形成方法と成り、個別事象とその集積から傾向則が捉えられ、それへの評価を与える理想像が形成されて、人間の感受性を根にした事象を創り上げる姿と映ります。同じ事柄でも分母に備わるフレームが異なると評価の相違が現れどんな所に向かおうとされるかの世界観が個別事象に性格を与えるという動静構造を抱く所に活きた人間の心理作用が映し出されます。こうした基本構造の下にプラスとマイナスという部分の特定や心象が生まれ、これらの総合で一つの集約的な判断に連なりその総括された認識が次後の行為に反映される。歴史観という動態と理想像という静態的論理と、理想への方法論という大きな論理構造と、重層的な観念と感覚の実感という縦横で全体構造を掴みだすのが人間のありのままの認識や行為と感じられます。頭脳的な整理と表される体系と、感覚を経ながら微調整を繰り返し知覚的に掴みだされる頭脳的作業の性格で捉えられ、頭脳による記号表現の特性から単純集約された表し方が生まれる。つまり観念と感覚という重層の構造が現れ瞬間的な皮膚感から対象範囲の広がりを実感されそれに適する観念の選定で、局所性の事柄と中局や大局という観念が生まれ対象の認識が創り出される。そこに変数が加減されて意図する理想への方法が作られて現況の問題に対する改善等へと力が注がれる。ポイントになるのは問題を感じ取る感受性と感受性の集積された二次的感受性を示す理想像が方法に反映され言論や表現が生み出される。
方法:「いつどこで、何を、どのように、誰に対して、行うか」
問題認識と理想像:「なぜ」、反応:「良い悪い」
理想像は自己の利益と他者の利益を想定して反映される感受性を示しこの割合や因果の導出に異同が生まれ問題を感じられる嗅覚に反映され方法の強弱と現れる。感覚性の利益を求める志向と大きな利益を提供する志向に大別される。人や自然への情感が根に成り因果の実感の違いを生み自己利益と他者利益の割合差や他利を提供して自利を得る利益を作る規則性が全体的概念を表す理想図に現れる。理想像という自他の欲望に対して欲望自体への適正と欲望を叶える方法の適正という観点が生まれ、短期から中長期のフレームを置いて各周期性に照らし在り方の適性を導出する思索が与えられ、真価の向上という軌道と循環の系が浮かびます。この一連の動きから妥当性という評価を表す相互的な態度が生まれ尽きる事のない学びの気質が作られる。
| 横の循環
縦の抽象性 |
歴史観という動態 | 理想像という
静態的論理 |
理想への方法論 |
| 観念
感覚 |
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横と縦の交わりに感受性が生まれ正負の感覚が現れる。自他という構造の中で感覚と観念と感受性を抱き創造活動が示される。
そして信用という感受性が積み重なって感覚と観念が制御される。信用を喪失すると有機的な連なりに及ばず分断的短期性の利益を求められる。中長期性の基盤に対して不信が積ると個別の判断を優先される。信用は言行の一致を基本に生み出される。