欲望を充足する為に創り上げた技術自体に踊らされ欲望の変化と回り、技術が先行して技術に縛られ人間が作られる。物的感性を欲するままに創造策が投じられ、身体的な酷使への回避願望が、頭に偏した作為による財の獲得へと偏り、各種生産事物や制度の性質に現れ物的原理が進行して現代の物質文明が形成された。
感覚的な質実を経て創り上げる工程の減少からバランスを欠いた規則性が進み、欲望の生じ方に連なり創らずに盗むという性格の強い仕組みの構築が進行する。この因果へ対する修正への欲望が人間論の形成という向きに回り、歪さへの是正へと統合的な志向性に回る周期が生まれる。急激な技術革新と利用する人間との検証工程を経て分化に対する統合の反応が現れる。
こうした事象や焦点の抽象が物理性と感受性の相関と示され、その在り方の不動性について思想体系が組まれて価値の重心が確認されて、感覚の制御へと回り、歪んだ規則性への修正を持つ大きな循環の系が描き出される。
短絡的な経済感覚と、構造的な制度や規制、性質という面での文化という観念は感受性を表し、観念表現という手法で理念の実現を図る作業となり実効性を齎す理想画と示される。外界への視線が偏る事に対して主体側への視線が投じられ、両面を包含する重層の対象認識が生まれて主体への客観性を掴みだし外界との良好な調和を形成する思索が生まれて健康な人間像を作りだして現況の姿との比較が進む。この土台的な掴み方が根っことなって理想と現況と方法の軌道が現れ共通と個別の感性が確認される。
行為の反復という志向性と言論で示される志向性とが浮かび上がり変化への反応の性格が掴みだされる。この程度感覚が理念の実際的な創造へのエネルギーと示され強弱感の相違と現れ、同質の感性がグループと集まり生産や制度のアウトプットで感性が変換されて、実質上の内面が外側に表出して人間性が掴みだされる。何をアウトプットされるかと、創り上げる過程の特性に感受性に基づく思考と行為の結果が生まれそこに人間の実態が生まれる。
1)盗みという手法を過程で用いるか、自らの力で作るか、
2)アウトプットされる財の効用にどんな期待を備えるか、
この2点が人間性の主要な中身となり実感規定と現れる。
どんな人間であるか、どんな人間でありたいかを映す鏡となって主体性の認識が生まれる。公平公正な対象との真摯な対峙を持ちたいとする欲望が共生感情を示し、単純な盗みから、詐欺という性格の行為か、これらの性格を含んだ財の生産や制度の設計に反映されるか。
何れに於いても人間性の腐りを示し、これに寄らない秩序の形成が文化の主題と浮かびます。