健康体への道

1)健康体への道

組織のトップの性格が集団の顔に成り全体を集約して外界への表現と示される。そして、実際の組織体のパフォーマンスが測定され、顔と体の誤差が現れ身体的有機性の整合が測定される。顔となる人の性格に盗みや詐欺という性質が見られると体の能力に陰りを与え実際の能力よりも劣った組織体のイメージを強められる。このような体形で組織が存続する構造には大きな瑕疵が推察され、一部組織の問題というよりも領域の構造に疑念が及び小手先の手法では間に合わず上位からの強い改革や市場の自由選択性の度合いを高め両用からの変革圧力が不可欠と見られます。事実上の標準と化して大きな力の格差から問題も固定化し放置すれば悪性は伝播し一面の体質と慢性化する。この事態への早期改良には根源的な層から主体性の在り方についての認識が備わり事前型の方法が投じられる。本書で取り上げます保守思想の形成や浸透が俊敏な反応を齎せ、衰退の道への対処を速め頭と体の良質性を創り上げる。手足からの意思と頭からの意思とに共通的な像を持たせて、一貫した感受性という動力を通わせて健康な体質が維持される。

根源的中枢の思想の善し悪しが生命存続や成長のカギに成り歪な感性や体質に陥らない急所と位置づけられる。根源思想は人間像と言い換えられ、その理想に向けた各種プログラムを用意して実際の人間作りの工程が組まれる。この関連を堂々と明示して各種プログラムが繋がり根本を動力に整合在る体系が生まれ頭と体に感受性の繋がる人間像が表される。思想と機能を切り離す合理性という教育観には責任感覚の劣った設計者の質が人間像や思想の弱い物性の体質を招き分断的な物事の創造に連なる。頭と体に行き渡る感受性が常態されて良質な人間が作られる。

文化ビジョン

思想と認識作法と特定対象いう3つの要素から学問や活動の全体的な体系が示される。特定対象の認識作法が、供給者論理に偏して、領域の外側への利益提供という視点が弱まる事への懸念や疑念も浮かべられ、主客の適正感を創り上げる焦点が人格の反映であり、ここに思想という纏まった人間性が現れる。

自己の欲望に他者への利益が含まれて両者の共通性を見出し、実現するスタンスに立つのが、自然な感受性を根にした活動の方針となり、供給者利益と受容者利益を適正に叶える構造が組まれて、良好な感受性を下にした感覚と頭脳の有機体と及び健康体が表される。個人の健康さと共に、集団等の領域の健康さとなり、両者は一貫的な性格で繋がれる。

即ち、感受性と感覚と観念、思想と基本動作と認識対象といった3要素と循環の持続的な仕組みに在って、人間の動態的な良好性や過剰なストックに依存しないフローの良質性という原理創造型の軌道を備えて、健康な心身の持続と描き出されます。

この全体観に対して各種領域における活動の適性が計られる。各種領域には需給構造が備わり、受容者との持続的な対話があって供給者の供給事物への価値が計られる。その中に、基本動作となる特定対象の認識作法への問いが生まれ、それを明瞭に示し、公平公正な適用に在って創造事物への客観的な測定が取られる。

感覚的な規定方法と心理的な側面という基軸尺度から領域の適性を計り健康な対話に在るのかどうかの恒常的な仕組みを備えて緊張ある内部と外部の活動に及び、向上心の持続によって体形と精神の良質化の図式が描き出されます。

外圧に寄らない自主内発的な姿勢と態度が有機体の健康に欠かせない動力になり、外圧による受動的な発想に陥る程に、消極的な発想や歪んだ精神が深まり適正調和感覚を崩した有機体へと堕落して衰退の道へと進められる。こうした動態感を持つ事が人々の不動的な感受性に基づく社会の自然律と現れ、このような志向性に保守思想の概念を充てるのが本書の規定に成ります。

共通の普遍的な原理と備わり各種領域を統制し領域内の規律へと及んで人間世界の安定と繁栄への法則と定められ、自然と人と人との適正調和世界のビジョンと提起されます。物性への依存から思想が弱まり、感覚的な反応が深まって人間性を喪失しては人間界の破滅の道が進行する。理に叶った不動的思想と実践が欠かせない原理と描かれます

文化論形成の狙い

3)文化論形成の狙い

生産や表現、対話の良好化という面から学問体系の在るべき姿が浮かび上がり一般的な学問体系に文化の視点を挿入して人間作りの型枠を提起します。

3-1感覚寄りと観念より 世界を表現しそれを作る工程への意識が弱いと負担の感覚が生まれず、質の上昇となる概念を作りだされる。実際に感覚的な実感に届く方法を描かずに概念のボリュームに偏るのが文系の学者世界等で顕著になりこの偏りが妄想へと及んで世界を歪める。或いは理系の部分限定性の感度が実感の多彩性を弱め過敏な利己的体質に及ぶ傾向にも映し出されます。言葉の進化は感覚的な実感と離れた概念の複雑性を創り上げ妄想的な世界観を広げられる。良い悪いは受ける人々により多彩な実感を否定する事は出来ませんがあまりにも標準世界と離れる事には健康な感覚を崩し良い精神状態とは見受けられず根源的な概念に立ち返り贅肉を削ぎ落として質実の程良い表現を持つ所に感覚と頭脳と感受性の良好な人間の実感が現れる。

3-2根源の焦点 人々の活動の基本的な焦点は、「欲望と負担と質」という面で現れ、この概念に様々な要素が付加され多用な抽象世界が表現される。対象の広がりある実感を作るのに人の構造を原理に広がりの認識を掴む概念の創造に無いと実質感が生まれず偏った映し方へと流れる。これに陥らない根源観念の充実が骨太の論理を抑えた思考や行為を組み、良好な感受性を持つ主体が作られる。特殊世界の弊害という実感が生まれる事に対する基盤の厚さを作り概念の特殊性への峻別ある感覚の形成から落ち着いた表現が生み出される。

3-3活動観念  理想画と現況と方法という活動観念を備えて、欲望と充足の構造を持ち、欲望内容の規定や、負担の可能な資源の有限性を踏まえた質の設定や方法の思索を及ばせて健康な心身が実感される。この切り分け感覚を持たずに負担の意識が生まれず気ままな世界を表現される弊害が生まれる。標準的な生産工程を備える人々からの異質性と現れ地から離れた感性という実感が作られる。その特殊性から犯罪等の下限的な行為類型への感度も異なって、社会の良好性という所与的な動機と間逆の行為を見せられる。

理想画を主に扱う生産か、現況認識に力を注がれる生産か、方法に拘る生産か、全てを完結的に範囲とする生産か等の自覚や事前的な明示を要して外界との誤解の少ない対話が形成される。詐欺や盗みへの意識を持って不快予防の観点から作法の良好化へのポイントが示される。完結的な一巡在る生産体験を持って部分業務を担う工程があって切り分け感が作られるものであり現代的な生産方式における分業体制はこれを弱めてひ弱な体質を作る因果に映ります。

3-4根源観念の強化 頭脳へ偏した生産形態から身体感覚の脆弱化や精神的な飛躍感を生み一般との感受性と離れた感性を作りだす事へは根源的な実質感を表す文化論を強調して骨太の感性の厚みを共有させる取り組みによって分業や部分最適からの弊害予防を達成する事と思われます。二次情報に過度な依存をせずに一次体験からのゼロベースの論理を作りだす事がないと文字情報という加工度の上がる原理を下にした原理の創造となり質実感の特殊な表現が現れる。観念ばかりの世界に寄らず身体感覚と生身の感受性の程良い体験が回って質実の良い世界を表現する事に成る。

3-5全人格の形成 国語や数学という基礎動作に対して体育が伴って、特定対象を感覚と観念で作る工程が生まれリアルな世界の質を持ち、理想論と現況と方法の図式を常態する感性が備わり欲望と負担と質の形成という基盤感覚を持つ健全な発想が生まれる。以上のような点を踏まえて学問体系を作る所に良質な人格や創造世界が生まれる。倫理道徳と基礎動作と特定領域の循環を重ねて感受性と感覚と観念の程良い有機性が備わり欲望と負担と質を作りだす健康体と描き出され、歪んだ方法の着手や犯罪感覚の防止になり不快の削減と快適の増進という軌道が固まる。基礎教養にこうした面の充実を図り健全な心身を育てる土台の強化を訴求する活動として文化論及び文化活動が示されます。