4)創造者像
マインドとしては、強い立場には競争心を燃やし打ち負かしたいという野性の本能を少なからず抱き、既成の原理を超える原理創造の軌道に在る事がパワーの源泉となり、技術への純粋な探究心と合わせて人への意識も加わり上昇発想に在るのが緊張の糸を切らさずに回る動態と描かれます。このマインドが弱まると保守的な構えに陥り輝きが淀んでマイナスの発想に陥り、そこに過度な力みが現れ負のスパイラルを増進させる。
原理追求の姿勢が原理に対して謙虚な態度と成り、この評価感覚に真摯な対峙を持つ事が基準に対して自他を客観的に映し外界との真なる調和の軌道と現れる。技術力は社会の顕在的潜在的な要望に向けて発せられ、この筋道を直接の基軸にエネルギーの大半を投じる事が基本となり、外野と思われる発想の強い所からの刺激は、視界から外し真っ直ぐな前進をとり、良質な快適や不快と直面し課題を超え続ける中で、深さや広がりへの思索が及び因果の実感が増減し纏まった世界観が形成される。個別事象の積み重ねと所々の節目での集約と更新を持ち質の上昇と量の増加という抽象表現で活動が表されます。
纏まった世界観に文化観念が作られ、個々人の歩みからのオリジナルな部分と、上述のような歩みを重ねて出来る健全な人々に共通する部分が生まれ、根源的な原理と備わり同質的な感受性の厚みが生まれる。それが文化という変容しづらい根源価値となり、それと思われる感性を明示的に表し、価値への感覚が強まって良質な軌道の連鎖や加速、そして、継承と及び、文化の永続性へと生き続ける。
歴史家による記述と共に、理論家という性格の創造者が生まれ、良好な軌道に連なるであろう集約表現を構成し、万人に見えるように表して、異同感覚等の検証を取りながら、更に精度の良い理論へと書きうつし、未来を映すビジョンが作られる。総枠的な理論形成に対して、経済や産業、政治や行政、教育、或いは特定生産事物等の限定的、独特の観点を設け、領域の概念形成という活動が進み、総合的な哲学と専門的な分野の見識が合わさり、人間と技術が絡み合った感覚的な質感を持つ思想が生み出される。
各人にこのような歴史家と理論家と実務家という性格が含まれて創造者という総称がつけられ人間の生産的な側面が抽出されます。
たまにおべんちゃらを見せ相手の態度を伺い、相手がどういう調和感覚を持っているかを確認し腹の内を探り、次第に変容してゆく態度を感じながら、ここだという所で調和の新基軸が取られる。下に見えた時こそ下に構え、そっと欲求を提示するとスッーと通る事でしょう。但し、根っからの地主のボンボン体質は手の施しようがない。