文化推進整備策及び文化領域の確立
こうした文化という性格を創り上げる実践的工程面での文脈を取り上げます。個人と集団という中でどこかの会社に属し就業規則に従うのは尤もな事である。その字面を見せられて、抽象度が高く感覚的場面の解釈に幅が生まれるようであれば字面だけでは判断に及ばず、書面の提示で判を付いたものの、運用状況で実際的な就業規則の実態が現れる。つまり、観念と感覚の実感に実態の就業規則があり、文字のみの段階で了解しても実際の解釈差が大きければ有効には作用しない。一定の期間を経ながら規則の内容と適用が吟味されて、不信が生まれると規則自体への忠誠は弱まり実態に即した基準での従い方が現れる。使用者と労働者の誠実な平等観念と感覚を作り込む姿勢に在って相互の良質な関係が生み出され、文章に判を付かせれば良いという発想に歪んだ精神が浮き彫りになる。共生感情を根に、信義誠実な態度を表しそこに躍動的な協働関係が生まれるという論理が示されます。
そして、会社の一員という立場と、需給関係を広く備えた生活者の性格を持つのが人々の実際的な実態であり、就業時間以外での生活者という立場の活動で収入を得る事に対して、事業者は何がしかの制限を課す事無くここは自由な領域として個人の人格を尊重する事が望ましいと考えます。このような社会秩序の一般化によって供給者と生活者の活動が生まれ、後者の個人的純粋な性格が保たれ文化活動が盛んになり、文化的利益に資する事に利益を感じる人々はそれへの対価を払い、生活の総合的な質の向上に寄与する。こうした領域を増進させ、個人的な活動を併存させる感受性の幅を持った秩序形成から豊かな精神性が作られ、供給事業内での活動を広く客観的に捉える作用にも及び、極端に偏った事業者の異質な性格は平準化され、二極化という格差の抑制等へ資する事かもしれません。労働組合という直接的な使用者との対峙とは異なり、純粋思想的な創造性にある文化活動の性格で捉えられ、供給者と需要者を客観視する生活者の割合を増やす事が、間接的に労使関係の良好性や需給構造での真価の深まりに繋がるといった想像が浮かびます。活動への原資を得られて持続的な文化活動になり供給者と需要者を含んで見る最良性のビジョンの創造と実際に及び良質な個人と社会の維持や成長が果たされる。社会人に成る前の感性的な教育と、社会人に於いての文化活動を断絶させずに、生活者の感性を養う領域の確立に経済と政治と文化という3要素のサイクルを定常化させ、経済へ偏した歪な成長構造への調整に働く。供給者側での一方的発想に寄らず、需要者の立場を包含した感性の成長が進み良質な需給構造が創り出される。