1)文化理念と導出の因果
判断という行為も、その熱の投じ方は様々であり、ちょっとした簡単な事から、ある程度の期間を想定した目的と協働作業や、より一体性を齎せる事等、様々な程度感覚が生まれる。需給構造で言えば、お金を支払う事が決定的な意思表示であり、あれこれ買うそぶりを見せながら、結局は買わないとなると、そこでは何ら意思を表明した事に成らない。これが一次事象の中における行為を表す代表的な側面に成り、この大小の決断によって物事の進捗感が生み出される。
これらの前提に、真摯な対象との対峙を表す姿として、超えてはならない一線を少なくとも守る人格の所在と表され、「盗みをしない事」が外界との初動となり、対象への尊重と協調を志向する態度と認識される。最低下限の作法が整い、各自の主張や表現が繰り広げられ、共通と個別の感覚が生まれ、共通部分に対して深まった意識が進行すると、その実現への行為が生み出される。それが、上述で示したような意思表示であり、これに至って第三者的な構えから当事者性の性格に移り目的と実施の協働生産という関わりの進化に及ぶ。この行為に及ばないものは実質上の行為はなく、なんら付加価値を作り出す過程が弱く、あれこれ虫食い的に恣意的態度を見せて自身の熱を投じられない。情報ばかりを無駄に流し行為に入らない者は生産的でなく、これを「詐欺」と言えるのかもしれません。
騙しの手口となる典型であり、期待ばかりを膨らませるような演出をとり、身を投じない一部のマスコミや政治のような構造にある生産形式の特性等から現れる。これを許すような過保護な規制等は撤廃する事が最低下限の条件になり、健全な相互的な需給構造を作る事が真摯な対象との対峙を叶え、欲望と充足の正しい評価構造を備えた平等思想の実現と言い換えられます。
影響力の大きさに相応しい責任意識が弱いと力を利己的な回し方で用い、下限のモラルも醸成されずに、一方的な要望や支配意識を進めて良好な対話や行為を作り出す環境を阻害する。盗みや詐欺を常態する規則性が深まり人間の劣った姿を増進させる。こうした事から、基準を堂々と掲げ、それに忠実な態度が信用の形成に至り、これによって健康な対話や行為を遂げる態度と認識される。この均等感覚の健全性をつくる事が、文化の観点からは必須の施策と現れ、構造上の歪みを解消する事が真摯な対象との対峙を促進し健康な協働生産への熱を高める事や健全な社会関係の維持や促進に連なる。
物理力の保有や利用の質量に応じた責任感覚が付いてこないと、不健全な感性が増進されて、それを自然律で浄化する仕組みに無ければ悪性は留まり、持続的成長軌道を阻害する。この偏ったシステムに陥らない為の健康な感受性の維持と、その反映される創造活動に在って良質な発想や体質が生まれ、信義誠実な態度と無限の可能性と最大調和性の気流が増進する。このような人間の動態面の良質性に対する意識が劣ると、短期性の物的反応で支配的になり、ストックの過剰性による弊害という原因で特定されます。
下限の不快事象を発生させない為には、力と責任の均衡を求める感覚が必要になり、この過不足を是正する常態的なシステムに在って、健康な感受性を備えた積極的な創造策へと意識が集中し、後ろ向きな性格に及ばない他利から自利への循環系が固められる。付加価値を生みだす基本構造に及び、人間性の上昇と産業経済の良質な成長を同居させた活動の普遍的な原理と纏められる。少々粗雑ではありますが、以上のような因果認識を主として、力と責任の均衡と無限性と最大調和という平等と循環の理念が導出され各種ビジョンが描かれます。