創造の性格

 

言葉に置き換えられる前の感覚や感受性に元が在り、こちら側に重心を持つ事に活動性がありその結果を観念記号で表し頭脳的な知覚が成される。知るという欲望は利己的な性格にあり二次的操作性を意図した作業とも言え一次現象を作る側の性格は感覚や感受性の作業工程の中にある。

固有技術と管理技術の関係にも類似し原理創造志向のビジョンに在っては前者に重心が備わり後者が補完の関係にある。

このような創造活動の表し方に基礎が置かれて、作為性の少ない場での感じ方や表現を発する感受性に創造の源泉が示される。予め型や事前準備型の創造とは、過去の一次現象を持って同一的な反復性を生みだすスタンスに在り、新規の開発よりも実績踏襲の型式として相違が生まれる。

「創り出す」という言葉の本来の性格は一次現象にあり、過去の前例にない新規の発見に付加価値の希少性が備わり、見た事もない事が見られるようになる事が創造性と表される。オリジナルやゼロベース、新規性に、高い深い感激を抱き、そこに喜びを求める志向性から前進性の躍動感が生み出される。

事前型の固定概念からその原理内での創造を成す事と、固定概念を極力持たずに原理創造性のスタイルにフラットな感性の所在が見られるという示し方にも一定の実感が起こります。

事前型に優秀や高度な知性を見る事と、この発見型にこそ優秀や高度という概念が当てられるという二通りのケースが見られる。前者が予防的な優秀性と後者が新設的優秀性とでもいう性格の相違が生まれる。

人間像を知覚的に表す事と、感覚性の行為で感じるという区分けが生まれ、後者での感覚の発見に実質を置くのが一次情報となり、こちらが現在進行形型の動きにあり、その結果を知覚するという静態が作られる。この構図の持ち方を基礎に備えるのがフロー型や原理創造型と示される。

そこから外界への発信性が高まり、外界側が刺激を受けられ、一次現象の出現と二次的連鎖関係という因果関係の実感に及ぶ。観念表現でこの性格を持つ場合は、感覚的な発見と同質の創造性が含まれ、動の源泉となり固有技術の活動と捉えられる。言葉自体に活きた感覚が宿り一次現象の行為と感じます。本書はこの感覚や感受性の強い表現という性格に思います。