犯罪者の体質は今日明日という短い時間で改善できるものでなく、社会システム上の全体観から見る基軸動態には、この性格を配する事のない健康な心身を絶対性の高い要件と備える事が必須となり、比較的容易にこの性格の識別は取られる事でしょう。長くしみついた性格であり、冷静に距離を持って規則性の分析を取れば、主体性の形成度が確認され犯罪への制御可能性が計りだされる。
本書で掲げました身体と頭脳の良好な循環から適当な感受性を持つ健康像が示され、生産行為の適正な標準像を描き出しております。そこでは市場へ向けた付加価値の規定と実施の検証を適度に内蔵する仕組みが備わり、緊張の持続に及び詐欺や盗みの抑制される体質が生まれる。逆にいえば、この構造にない規則性から緩みが拡大し、物理性と理性との乖離による精神的な狂いが生まれ、他者のものを自己のもののように扱う感度が強まり、異質性の高い発想や行為を進行される。
権力や財力等の力に対して自己での適当な制御が効かず、この意味の他律的な性格が、犯罪や不快行為を招かれる主要因となり、感覚の慢性的な規則性へと固まり主体性のない人間が出現する。こうした因果分析の抽象図から、個々の局所的事象を動態的に適用して、性質の見極めを執り行い、人格と技術の比較の上に、エネルギーを投じる事が良質な空間の形成における要の指針と描き出されます。
自己制御の出来ない主体に、大きな対象の管理責任等は到底不可能であり、ミクロの感覚事象からこの面が浮かび、犬猫的な性質の強い自己制御性の働かない人間が特定されて、力と責任の過不足が鮮明になり、人的要素とシステムとの適正を作る施策が展開される。これが構造改革の道筋になり、人的要素と技術力という観点から個々人の性質が算定され、相応しい配置が創り上げられる。根元と背骨のしっかりした空間秩序への志向を持つのであれば、こうした論理に共感が高まり、問題と好感というプラスマイナスの性質が特定されて、何を優先事項にすべきかの序列の共通性が次第に纏まる。消極的な制約要素を満たさない積極策は長期の観点からは愚策と成り、人間の中軸的な価値の堅持された前進策を土台にして、持続的な発展軌道を創り上げる事を不動的な感受性と浸透させ良質な文化基盤の下落を防ぐ事に連なる。
歌舞伎や相撲といった特定の生産領域に限定した文化という概念と、こうした包含的な焦点で映し出される文化との相違を持ち、長期的に健康な人間作りの要点を押さえた創造策が提起され目指すべき方角に備わり、現況を把握して正負の識別に及んで、正しい選択や変化への軌道が生まれる。システムを作る事や動かすのは、人であり、人の良質な感受性があらゆる創造の動源に成り、このエネルギーの質量が計られて適当な配置を作る事が全体最適性の指針と現れます。
生産面からの創造ばかりではなく、日々の購買の中で、製品サービスの良質性に加え、それを作り出す人々の良質性が加味されて、中長期の健全な需給構造や社会秩序に及び、文化水準の維持と上昇が創り出される。犯罪に及んだ人間は一定の更生機関を課し体質の改善に及んでから、積極的な創造策を意図される事が適当であり、悪性の基盤を抱えて人への利益を提供できる性質や立場にあらず、この客観認識をもった表現活動に主客の健全な調和性が生まれ、平和という道への軌道が作り込まれる。これを粛々と回せる事が社会の自然律になり、自浄作用を内包した長期の不変的な構造が持続する。