現代に最も求められている事は倫理道徳であり、この観念をどのような日常の実感的な場面で想定されるか、それらをどのように集約的表現で纏め、意識に浸透させて行為へと繋げるか、これらの事の共通実感性をどの程度揃えるべきか、こうした点が前進的創造と共にその動力源になり好き前進の軌道を創り上げる。
多くの事は人が想定されて、その感覚と感情を充足する為に生産が生まれる。これが基幹動態にあり、アウトプットが想定され、それを作る過程と必要な資源とを揃えて、活動が執り行われる。アウトプットの想定に、過去の歴史や未来の志向性を含んだ生産事物が描き出され、自他との対話で共通と個別の実際を知り、受益と負担等の勘案で妥当な一致点を見出し欲望と充足の需給構造が作られる。
これらのアウトプットと過程に於いて、快適と不快という感覚や感情が生まれる。ここに倫理道徳という適正感を表す標準感覚が創り上げられ、やるべきでない事という面での限定的な共通行為類型の認識と、限定性の弱いプラス型の創造とで構成され価値の総体と捉えられる。
これに対して、快適感に成功、不快事象に失敗という言葉が当てられ、この体験の積み重ねから固定概念が強まる面と新たな発見等から変容して更新が取られる。
基準像が標準にあって、成功や失敗という二つの観念で大別され、実際的な感覚にはこれらの割合感覚による程度で、プラス性とマイナス性の感度が作られる。
理想像の程度によって、これらの心象や実感が生み出される。理想像は出来るという実感が少なからずあって備わり、ここの捉え方に、エネルギーの湧き方や、状況把握の程度等が影響して理想と現況と方法の構図で掴まれる。
人間の現況認識という面が、この図式の描き方に現れ、原点となる捉え方が過去の経過から固まり、理想や方法の取り方に反映される。正負の要素をあわせもち構成されるのが多くの人の感覚に成り。正として大切に堅持したい面という所が作られる。定住する空間での感覚的な体験から次第に固まり、プラス要素の標準と備わり、原理という制御盤が作られる。ここに、入る事柄の持ち方が、倫理道徳という観念の主要素と備わり、物的感覚の調整や人との関係形成の原理に作用してあらゆる思考や行為の土台と位置づけられる。これらに自他での異同が作られ、本書に置きましては根本面と共通と個別という3つの区分け概念を設けております。個別体験からの集約という定期的規則性を備えながら、観念化が強まり、個別に反映させる活動の在り方がこの内実や程度に現れる。その型式は各自で様々な取り方が創り出され、伝統文化慣習等という纏まった型式が生まれる。その行事自体の取り方にも多様な実感が備わるものでしょう。このような人間の背骨の形成過程という表現を生みだす恒常的な作用が各所に見られ、前進の良好化に連なって生み出される。根本面いう不動的、普遍的な厚みが異同の良好な関係に至るという実感が生まれます。
これらの感度という面に成長過程からの体質が生まれ、
規格量産的な模倣型と根っこからの創造型という程度差が、論理の解釈や感受性の強弱、精緻性の異なり、主体性の相違という面に現れる。横の論理構成にはあまり異なりは生まれないものの、縦の気質に違いが顕著に現れる。体から創り上げる過程と頭からの形成は、感受性の生じ方の質の異なりを生み力の用い方の相違と現れ歩み方の相違に及ぶ。倫理道徳が内蔵されるのは体からになり頭で覚えるようなものでは心身の分離と及び健康な姿と乖離する。形成過程に実がありその結果からの感度の相違が生まれる。