利他と利己の社会法則

 

情報の発信や募る行為におけるマナーを記しておく事も、健全な社会の発展に欠かせない。多くの場合、発信者の事実認識とそれへの評価から方法となる主張が構成される。「○○すべきだ」或いは「××をしたい」という形式で趣旨が現れ、前者はどちらかというと受動的第三者という関わりのエネルギーであり、後者は主張の理解や共感から、資源の提供を意図して創り出す能動的当事者の性格となる。更に進んで、「△△をしました」という活動結果と効用等を訴求し購買に繋げるといった段階別の表現が見られます。○○すべき→××したい→△△しました。

これに対して、情報を募るという型式の表現が生まれる。募るには、評価尺度を鮮明に示し適否の尺度と効用が描かれ、その効用への信頼性が備わって呼びかけへの真剣な対応が生まれる。この各種ポイントが曖昧のままに、優位な立場から情報を集めて恣意的に活用する言わば盗みのような手口を取られる悪性の主体も見受けられます。

情報の審査過程や適否の理由を少なくとも返答する主体であって、対話の公平公明性が確保され、悪意の少ない建設的な態度という認識が形成される。人の考えをお聞きするに際しては、まずは、自身の考え方や予めの進行方法の適正な過程を示して、意見をお伺いできる条件が整われる。この基本的な態度が備わりまともな倫理道徳を備えた主体と見做され道理に沿った反応が創り出される。 

これらの事は、因果応報やギブアンドテークといった人々の自然律の範疇の事であり、欲しいという欲望に対して、まずは何がしかを提供して人から得られるという論理を組む事が関係を形成する基本姿勢に思われます。一方的に、欲しいや得るばかりで、提供しないといった感性が生まれないような社会秩序や人格の成長過程を基礎的筋道と備える事が良質な基盤を固める事に成る。物理性への依存から公平公正なスタンスを欠いた行為が生まれる事には、健全な社会の妨げや悪性の拡大、猜疑心の慢性化といった負の連鎖性を発生させる。主張や情報を募るという行為における基礎道徳として、以上のようなポイントが強調されて、相応しい下限の基準を踏まえた作法が浸透して倫理道徳の具体化となり文化水準の維持や上昇と描かれます。 

一部のメディアに見られる無作法な質問の仕方や、当たり前に人の考えを聞く事が出来るといった姿勢には、根本の自然律を置き忘れた非常識な感性が垣間見られ、それが進行して、一般社会とかけ離れた欲望や体質が創り出される因果と推察されます。

公への影響力の強い立場にあっては、質問への解答を当たり前に求められる義務を負い、対象の性格に寄っての相違は各種生まれる事でしょう。これら強弱感の下に、下限の倫理道徳を含んでの競争原理を作用させる体系の構築から、可笑しな感覚を適正化させる最も自然な方法に成り、過保護による弊害を取り除き、利他から利己の循環と流れを確立させる焦点が人々の良質な関係を形成する基盤と要に思われます。