マクロシステム改革の視点
マクロの社会システムについて良質性への踏み込んだ言及として、以下のような着目点や改善点が導出されます。
学問と実務
学問的な系譜を辿る思想史研究というような学者的な活動とは異なり、私的活動と思索を軸に体系を纏めるのが多くの人々の立場に成り、実社会における大小の経験から抽象理論化され価値の総体が生まれる。
知の性格
芸術・文学、自然科学、社会科学といった知の性格区分が生まれ、各種更新速度の適正な進み方が生まれる。知の種類として、文化芸術の性格は情緒寄りの知の創出。自然科学も更新速度は緩めに成る。
社会科学で機動的な知の提供が遅れると社会制度の改善度が留まり、供給論理に偏した体系のまま需給の質的上昇への施策が遅れる。政治行政や経済産業の活動と知の更新の適正スピードが健全性の観点から抽出されます。
問題の限定
経済と政治と文化における文化で、観念の適正な更新作業が留まる事からの弊害という
焦点が現れ、政治や行政や社会科学系の固定性からのマイナス面を多々感じ取られます。
経済や政治等の領域間における活発な交流をとり創造的前進性の知の更新作業が生まれる。
共通面の固定化や重たい質実性の弱い感性で停滞感が作られ既得権型の側面に視線が集められる。政治行政という性格に創造性を持たせた移動の仕組みが個別と共通面の相乗性に連なるかの想像が浮かびます。準公共的マスコミと呼ばれる人々へも、同質的な流動性にあって異質的利己型の感性が減じられ風通しの良い知の更新や多様性が現れる。
社会科学
社会科学に在っては、日々改善のエネルギーが投じられる領域であり、向上心から鍛錬を重ね最新型を知覚として明瞭化する更新されアップツーディトな知が生まれる。観念フレームも比較的短めの周期で、改良成果を反映させた事業の中身や収支の枠組みに、質実を合わせ共通認識化からエネルギーの集約性が生まれる。人材の流動化で活性化を促す事が不健全な感性の予防に連なり健康な機動性に及ぶ。
情報や規定手順を人的依存に寄らず共通データ化し、流動性を高め多様な知の発見と向上策への流れが加速する。人的依存性よりもノウハウの明瞭化と共通化や入手容易性で、実態の向上が生まれ軽い動きと効果の向上を生む情報処理システムの構築が前進性の施策と浮かびます。情報の隠ぺい等による求心力や管理支配型のスタンスからの脱皮がなされる。
芸術・文化・道徳
生滅概念をベースに、生の快適と持続性に多様な感度が生まれる。個別的特定領域での蓄積から抽象原理化された根元の感性が生み出される。
多彩性の開花には倫理道徳面の強化という根元の良質性が欠かせない。自主内発的な根源基盤の厚みは増加の向きに在って、共通領域と個別性に芯を備えた流動性が生まれ、効率化に対する矛盾について適正な調和を図る視点が含まれ、混乱を抑えた成長速度や施策が勘案される。この面が弱いと物理競争の構図が高まり身体的未利用からの弊害も合わさり、どこかで大きな破裂が生じる。こうした動態体系から文化論の配置や性格がつけられ、現代における有用性と浮かびます。
日別アーカイブ: 2014年4月28日
文化政策の中心焦点
腑抜けたリーダーがお飾りである空間秩序は直した方がいい。腑抜けを生む原因は、人的要素か構造上の問題に大別される。教育や家庭での躾、企業でのモラル、地域の負の伝統、業界の慣習、国家行政の体質、国家間の秩序といった焦点が現れます。端的に言うと腑抜けとは欲望と力と責任感覚が偏り各立場で求められる責任感覚と欲望の不均衡を指す。
この以前に、どの立場であっても所与として求められる事が、盗み、傷害、詐欺といった行為の類型と取り上げられ、ここが狂った感覚では各種立場での行為も連鎖的に可笑しな感覚が生まれる。この後者の感性に一定の常識のない人を作らない為の規制が明瞭化され当たり前に備わるものの一線を越える異常者が散見される。規制に関わらず自主内発的に備わるべきはずの感覚が身に付かない人格形成過程に瑕疵があり、ここが健康な社会の下限的急所と置かれ、水準の下落を予防するのが共通的欲望領域を担う政治行政の第一の役割に思われます。この観点に重心を取りその原因を二次三次と特定し、有効な施策を複合的に執行する事を、多くのまともな人々は望まれる事に思います。
権力の直接的担い手や財力を持つ人々にこうした感性が弱ければ、それらの力は暴走と現れ欲望と力と責任の崩れた状態が強まり、倫理道徳の備わらない経済性の秩序が蔓延する。権力はこれを予防するのが一義的役目という認識が当たり前に思われます。粛々とその問題の根源に着手して、且つ二次三次の施策を取り入れるのが適当なのでしょう。これを出来ない事について腑抜けという声を上げ、多くの力を集める試みが欠かせない。
力に縋る体質はこの状態を正当化され利己的性格を露わにし、社会の良質性を妨げられる。この二次的悪性の姿も明瞭に映し出し、性質の真相を広く周知させる役割が報道機関やジャーナリスト、学者等という人々の責務となり、その任務の執行に尊敬や権威が生まれる。
このような基盤的感性の健全性を落とさない意識が良質性の根に成り、その上で各種の創造が適当に開花し良質の連鎖が生み出される。生滅における生の最大化は、基盤の根っこが強くしっかりと地面を掴み、エネルギーの吸収と発散の良質化を生み、思考や行為の健全な軌道を常態させ、枝葉や実に成り表に明瞭化される。この循環系となるインフラが、長期の文化という規則性を表し総体的な良質性を計る尺度とされる。
それを牽引するという感覚が社会システム上の要路に備わり、共通の問題認識が生まれて、エネルギーの投じ方に適正が生み出される。しばしば見受けられるのが、こうした図式と間逆の姿に在る性格が要路に居座り、利己的な欲望へ偏したエネルギーを投じる姿であり、これら力の暴走に対して同質化する事無く、人格の崩れにタガをはめ自主内発的力の弱い連鎖性を留める個々人の意識と行為の維持と上昇が欠かせない。
過剰な短期性の欲望がこの基盤的崩れに乗っかり、中長期の欲望を壊す姿が強まる事には警鐘が鳴らされ、適当な欲望と責任感覚へと戻す作用が重要になり、文化観念の創造や普及、浸透がこれへの一つの対応策と描き出されます。各種業界の特質が現れ、この面の異同や強弱が見受けられます。社会システム上の中枢には、こうした問題の根を捉えた施策の投じ方が望まれる。文化の根底となる事実や価値という観念に対する確かな認識が出発点に成り、この面も含んだ文化政策として本書は構成されます。
文化界
観測者の頭に在る観念と事象の適用で表現が用いられる。比較的大きな対象を指して、経済界、政界、科学界等々という領域と浮かび、内部構成や動態を捉え、これらの上位概念や特定概念に寄る尺度を設け良いや悪いの形容を付して評価が加えられる。意識的か無意識のうちにこの尺度が備わり各所への要望を求められる。観測者という性格から利害の近い立場等、関わり方から熱の入りようが変容する。
本書の観念構成は文化という領域の体系をミクロマクロの人間像として表し、マクロに於いては、狭義の文化(教育芸術科学等)と産業経済金融と政治行政司法の3領域で構成する社会システムと描かれ、ミクロの人間像における感覚と頭脳と感情を狭義の文化:感情、産業経済金融:感覚、政治行政司法:頭脳と対照して3作用の有機性をつくり健康な社会システムという骨格で纏めました。
これに人々の異同性を加え、個別と共通と根本の観点をとり、個別に経済、共通に政治、根本に狭義の文化と配して性格の異なる行為を区分し領域内の性格が詰められます。領域概念は、感覚と頭脳と感情という3要素で構成される基本原理が備わり、且つ個別的、共通的、根本的という領域の性格を与えて良質な人と自然、人と人との関係を創り上げる方式と導出されます。以上の整理を下表で示します。
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領域 観点 |
有機体 |
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|
有機性概念 |
基幹動態と枝葉 |
根元エネルギー |
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ミクロの要素 |
感覚 |
頭脳 |
感情 |
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マクロの構成 |
経済 産業経済金融 |
政治 政治行政司法 |
狭義の文化 教育芸術科学等 |
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領域区分 |
個別 |
共通 |
根本 |
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真善美 |
真:事実 |
善:価値 |
美:倫理道徳 |
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3権分立 |
実施 |
立案 |
検証 |
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適正創造行為 |
感覚 |
観念 |
概念化 |
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協働行為 |
固有技術 |
管理技術 |
理念・ビジョン |
大枠概念から各種領域の本質的性格を浮かび上がらせ、部分最適からの予防と作用して、全体最適性への可能性を探求する基本図面の素案が形成されます。各領域間のコンフリクトを解決する上でこのような世界観が正当性への根拠となり、統一的ベクトルや理念を持った統制が創り出され良質な制約の上の自由の図式と展開される。
これに哲学的観点から生滅観念を充てると、経済と政治を繋ぐ狭義の文化が、正と滅の融合的な作用を齎し、この領域の充実が健康な経済と政治の舵取りとして根元やエネルギーと配されます。感覚と頭脳の検証やその結果生まれる実感の更新、積み上げで生まれる普遍的感性の明瞭化という作業が、感覚と頭脳へ信号を出し創造活動へと反映され感情に回る循環系で持続的成長世界が纏められます。
根本原理に見る3区分とマクロの焦点への反映となり、この間に各種の領域が備わり、領域の形成要件には3要素が内在して独立的主体性の要素を持つ意思を含む有機体という知覚に及びます。この意思の柱とされるのが、欲望と力と責任の均衡を標準感覚と備える倫理道徳観の所在であり、このエネルギーが各種の創造を律する原理と作用し自律性を備えた主体性が現れる。この原理の連鎖性で個人と特定集団とマクロ領域との整合性が創り出され、一つの理念から同質のエネルギーが流れ意識と繋がり体と現れる。良質な自律性を持ち、健全な制約の上の自由という世界への軌道が生まれる。
このような標準図面に対して、阻害性の性質と伸張性の性質を見分け、評価を回し、施策を展開し続ける事で、質実を兼ねる運動が生み出される。文化観念と活動の実感性を所々で掴む実感点や、線や面となる水準規定を形成しながら知覚が深まり良質性の向上と描き出されます。長期の規則性として不動性を持ち固められるべき概念となりここに文化の領域が現れます。
抽象性の高い概念図で在り便宜上の単純区分と思う点も含まれますが、一定の良質な人間世界を作る上で有用性を齎すように思われます。この全体が「文化界」となります。解らない事がありましたら、忌憚なくご質問をお寄せください。