5.ロッケンロール・ジャパン

 

表現は論理性の事柄と情緒性の事柄に大別され、後者が上方に備わり前者を生む流れに標準性が映ります。

芸術の中でも音楽の存在は、極めて直接性の感性を表される。癒し系のウルウル感と爆発性のロッケンロールに大別され、後進的と前進的な感性にも見て取れ、この反応を内在するのが人々の基本的な動力源になり、維持型の方向と変革型のエネルギーとを循環される。割合感覚で同時進行と見るのが実際的になりそこに基準感性や感度の所在が形成される。

生滅感性も、二極的な区分による単純的知覚を論理的把握に於いては用いられるものの、実際的動態は一つの観念では表しきれずに、両要素を含んだ感覚を持ち、それを表すのに形容詞の存在が欠かせない。名詞という固定化や知覚の方式に対して原理の微妙な動きに副詞や形容詞で、対象の実際的な状態を映し上げられる。二項対立の単純模型化に、繋ぎの役割を果たすこの感性が、事実の把握や価値の構成に精緻な性質を与え、感覚や感性の整合を高められる。

音楽等の芸術は、まさしくこの形容詞や副詞が全面的に現れ、個と個を繋ぐ動的反応に集中した世界の表出となり、動力源の作用を持ち固定的な知覚から動きへの力を齎せる人間のアナログ面と思います。

これが生滅を所与と持つ有機体における本質的な部分を示し、この本能からエネルギーが込み上げ、対象の把握や利用への思索と回る。感受性の強弱や繊細性がパワーに転換し、各種の創造に反映される。感受性の根源は滅への反応であり、滅に対する感じ方からエネルギーの質量が生まれる。この部分の感性を適当に抱けることが、良好な人間形成の基盤となり、物や人との関係と積み上げの過程で感度が生み出される。

 

感度を実感する焦点が、色彩や寒暖、音感、構図形成の感覚で現れ、そこから演出の構想力や表現に及び感受性の豊かさと現れ、自己の満足と共に、楽しさを与える欲望の所在が見受けられる。このような創造の原理で映し出され、おもてなし等の観念が創り出される。

自己欲望と他者の望みとを程良く集約する仮説構成と実際への反応とで、感受性の異同が発見され学びの機会が現れる。この感覚体験から知覚的単純認識では吸収できない形容詞や副詞となる感覚を掴み、対象の実際性を高められ相応しい構想力や施策が生まれて、より良い生が創り上げられる。滅への配慮や感受性が良き生の動脈源に当たり、形容詞や副詞という感性の意義が確認される。

物理的形容とは異質の有機的形容というアナログ力を根にした創造に多くの光が感じ取られそれへのエネルギーが注がれる。滅を超える生を創出する可能性は有機性の感受性がカギを握りその魂はロッケンロールに見出される。ビートの感覚が音の波を表しその波長と、音質の相違との重なりに見る快適なハーモニーの究極的調和世界の実感性へと運ぶ音楽的構想のセンスに感受性の具体的な一つの場面を見るに及びます。