4.有機性循環
飾り熊手にも大きいものから手のひらサイズまで、大小のカテゴリーがあり、更に、中心に何を備えるかで種類の多様さが現れる。お年寄りや熊手を長年購入される人々に在っては、鶴と亀、松と鯛とお多福を必然の部材とし、その意味や縁起という信仰を重んじられる。この型式が所謂、飾り熊手の定番とされる。若いあんちゃんやお水の姉さんに在っては、キラキラ、ピカピカの派手な装いを好まれ、小判が沢山ついた変わり物をお求めになられる。後者の側は、現代の一部マスコミと同種の感性にも見受けられます。それはさておき、こうした感覚事象から以下のような成長論の抽象原理が描かれます。
一番伸びそうな所に配置する感性が成長作りに欠かせない人間の創造力を表す。個々の素材の性格を掴み、どこにプラス性とマイナス性があるかの把握は、どんな理想図面を保有されるかに起因する。ダイナミックな躍動性、安定的な維持型、情緒性の動脈性、機能性の動脈性等々の志向性からその性格が特定される。
実際的には過去の規則性から、定番商品、季節性のモノ、色もの商品等という3カテゴリー程度に分け、安定収益と試作的なもの等の構図をもち、割合で志向が確認される。定番商品を把握するには、色ものを隣り合わせ、定番を強調させる施策が取られる。定番だけの配置では性格が浮かびづらく変化の大きな型式を設けて標準の識別が生まれる。実質的な期待は定番の維持に在り、色ものは定番の良さを引き立たせる施策と用いられる事が少なくない。飽きる事に対してアクセントを加え、持続性の維持を意図した施策を所々で企てるのが、総合的な構図の制御法に思われます。この中で、色ものが予測と異なり成長する事も在り第二の定番が作られる。しかしながら、意図しない伸びは、あまり喜ばしくないのが生産側の真意となる。
総じてポイントは要素の割合構成を根拠に志向の全体を集約する見出しが生まれる。定番とはその領域における本質的な意義を示すものである。色ものとは表面の見栄えを志向する性格と規定される。供給側の意図には定番を主軸にした感受性の伝達が備わりその為の各種サインが送られる。
基軸と枝葉の構成の仕方に性格が現れ、社会システムの体制も、ラインとスタッフの重みの相違が特定され相応しい扱いや価値の適用が生まれる。産業構造のサービス経済化の傾向と構図形成との感受性には密接な因果が生まれ基軸と枝葉の構成に反映される。
基幹とは創造と循環の流れを直接制御する主体を表し、その行為に権限と責任を備える完結性の高い動脈を指し、そこに側面から関わるのが枝葉の存在と構成され、これらの根元に根源の支柱となる理念の源泉部分が備えられる。枝葉は枯れて土に成り根元に栄養を与え幹と枝葉に循環する。この論理で全体の有機性循環図が浮かび、この概念と実際の適用に人々の感性が示され価値の序列が構成される。
なかなか枯れない枝葉は定期的に人工的な剪定も良質な循環には不可欠と言え、無駄な栄養は他の成長を妨げられる。時には、中長期の時代認識を描きバッサリと枝葉を落とす勇気がリーダーには望まれ、出るはずの良質な芽を摘むような愚策は歴史的な汚点と刻まれる。これが成長論の肝に思われます。

4.有機性循環
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